「柿谷君の方が前に…」「俺は絶対ない」幻の先制弾に柿谷と副審で一悶着!?

2018年02月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

試合後の挨拶の流れで柿谷から審判団に質問を投げかける。

終了間際には同点弾を決めた柿谷。それだけに序盤の幻のゴールが決まっていれば…との想いもあっただろう。写真:川本 学

[J1リーグ1節]C大阪 1-1 横浜/2月25日/ヤンマー

 終了4分前に飛び出した柿谷曜一朗の同点ゴールで、C大阪がホームでの開幕戦をドローに持ち込んだ。

 小雨の降るなか、激しい撃ち合いとなった一戦。1-1の結果に終わり、試合後は両チームが通常通り列を成して互いの健闘を称え合う光景が見られたが、試合を中継したDAZNのカメラが興味深いワンシーンを映し出していた。

 ホームC大阪側の最後方にいた柿谷が、審判団とコミュニケーションをとる。その内容は、開始5分のオフサイド判定に関するものだったようで、副審からは次のような言葉が聞かれた。
「ボールの位置と柿谷君の位置で、柿谷君の方がちょっと前に出たと思った」

 すると、この言葉に対して柿谷は、「俺は絶対にないと思ったから、(福満)隆貴が、福満がオフサイドかなと思って…」と意見。しかし直後、柿谷も「まあ、まあ、後で見てみます」と事を荒立てずにその場を去り、短い会話は穏便な空気のまま終わっている。

 しかし、問題とされた5分の場面は、微妙な判定とはいえ、やはり柿谷のオフサイドとは言い難い。ラストパスを出した福満隆貴の抜け出しもラインぎりぎりだったが、この時点で旗は上がらず、福満からのパスを柿谷がダイレクトで流し込んだ時点でオフサイドの判定。ただ、VTRで見ても福満がパスを出した瞬間の柿谷の位置は、やはりボールより後方にあるように見える。

 結局、86分には柿谷が文句なしのゴールでドローに持ち込んでいるだけに、C大阪にとっては悔やまれる「幻のゴール」となってしまった。それでも柿谷は試合後、「開幕戦で堅いゲームになるかと思ったが、案外打ち合いでかなり疲れましたけど、こういうゲームでもしっかり勝点1を拾うというのは大事だと思う。この結果を次につなげられればいい」と次節へ向け、前向きなコメントを残している。

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