【Jリーグ都道府県別選手数ランキング】トップは今年も東京!意外な健闘を見せた県は?

2018年02月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

Jリーガー『0』が危ぶまれた高知を救ったのは讃岐のルーキー!

FC東京の司令塔として活躍が期待される福島出身の高萩洋次郎。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 いよいよJ1リーグが2月23日に、J2リーグが同25日に開幕。2018シーズンの熱戦の火ぶたが切って落とされ、J3リーグは3月9日に幕を開ける。
 
 今季も多くの選手たちがクラブを替え、新天地に活躍の場を求めた。横浜で昨季主将を務めた齋藤学が王者川崎に移籍し、内田篤人は8年ぶりにドイツから古巣鹿島に帰還。また、高校や大学からも多くの選手たちが新たにJリーガーとなり、ルーキーイヤーからの活躍を目論んでいる。
 
 JFLからJ3に昇格したクラブが今季はなく、昨季同様に54チーム。しかし、38都道府県に拠点を置く各クラブに所属する選手の登録人数は昨年から増え、その数は1586人に上る。
 
 本稿では、この1586人のJリーガーたちの出身都道府県を調査し、都道府県別の選手数をランキング化した。
※所属データは2月20日時点のもの
 
 果たして、最もJリーガーを多く輩出している都道府県はどこなのか。下位から順を追って見ていきたい。
(※なお、本稿は集計資料として2月7日発売の『サッカーダイジェスト2018 J1&J2&J3選手名鑑』を使用している)

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 県出身唯一のJリーガーだった小松塁(元北九州ほか)が昨季限りで引退し、危機的状況に陥っていた高知県。しかし、ルーキーの濱口草太がU-18から讃岐に加入したことで"0"になる事態を回避した。そのほかでは昨季同様に東北や北信越の県がランクイン。昨季4名だった石川は豊田陽平(蔚山現代)の海外移籍もあり、2名減らす形となっている。
 
47位:高知 1人
(J1:0人、J2:1人、J3:0人)
主な出身者:濱口草太(讃岐)
 
43位タイ:福井 2人
(J1:0人、J2:2人、J3:0人)
主な出身者:下口稚葉(岡山)、梅井大輝(相模原)

43位タイ:石川 2人
(J1:0人、J2:2人、J3:0人)
主な出身者:作田裕次(金沢)、谷口遼弥(金沢)
地元Jクラブ:ツエーゲン金沢(2人)
 
43位タイ:秋田 2人
(J1:0人、J2:2人、J3:0人)
主な出身者:加賀健一(山形)、摂津颯登(山形)
地元Jクラブ:ブラウブリッツ秋田(0人)
 
43位タイ:福島 2人
(J1:1人、J2:0人、J3:1人)
主な出身者:髙萩洋次郎(FC東京)、茂木弘人(福島)
地元Jクラブ:福島ユナイテッドFC(1人)
 
41位タイ:鳥取 4人
(J1:0人、J2:1人、J3:3人)
主な出身者:丸谷拓也(大分)、世瀬啓人(鳥取)
地元Jクラブ:ガイナーレ鳥取(1人)
 
41位タイ:青森 4人
(J1:1人、J2:2人、J3:1人)
主な出身者:飯倉大樹(横浜)、高橋壱晟(山口)
 
39位タイ:香川 5人
(J1:0人、J2:3人、J3:2人)
主な出身者:溝渕雄志(千葉)、高木和正(讃岐)
地元Jクラブ:カマタマーレ讃岐(2人)
 
39位タイ:山形 5人
(J1:3人、J2:2人、J3:0人)
主な出身者:土居聖真(鹿島)、渡部博文(神戸)
地元Jクラブ:モンテディオ山形(0人)
 
36位タイ:島根 7人
(J1:2人、J2:4人、J3:1人)
主な出身者:主な出身者:高橋壮也(広島)、大屋翼(徳島)
 
36位タイ:和歌山 7人
(J1:1人、J2:3人、J3:3人)
主な出身者:酒本憲幸(C大阪)、駒野友一(福岡)
 
36位タイ:岩手 7人
(J1:3人、J2:1人、J3:3人)
主な出身者:小笠原満男(鹿島)、山本脩斗(鹿島)
地元Jクラブ:グルージャ盛岡(2人)

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