浦和が破壊力を誇示!! 18歳・荻原拓也は森保監督の前でハットの鮮烈アピール!

2018年01月28日 石田達也

“攻守の切り替え”と“GKからのビルドアップ”を意識してトライ。

昨季は自身初の20得点超えを果たした興梠。今季もその決定力を見せられるか。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

 1月27日、沖縄県金武町フットボールセンターで1次キャンプを実施中の浦和が、札幌とトレーニングマッチ(45分×4本)を行なった。

 
 今シーズン初の対外試合となった23日の沖縄SV戦(3-0)では、試合には勝ったもののチャンスを作る部分でのミスが多く課題が残ったが、この一戦では浦和が破壊力の一端を披露した。
 
 浦和は4-1-4-1の布陣でスタート。1本目・2本目のメンバーはGKに福島春樹、最終ラインには右から橋岡大樹、岩波拓也、阿部勇樹、宇賀神友弥が並び、アンカーを青木拓矢が務め、中盤には右から李忠成、柴戸海、長澤和輝、荻原拓也、そして1トップに興梠慎三が入る。
 
 浦和はキャンプから取り組んでいる"攻守の切り替え"と"GKからのビルドアップ"にトライする。
 
 前半はお互いがチャンスを作るなかで浦和がチャンスをモノにする。長澤が持ち前の推進力を生かし、ボールを運ぶと左サイドの荻原にパス。「自分がスプリントして、そこに走ったからゴールを決めることができた」(荻原)と、1本目39分に浦和ユースから昇格した18歳のルーキーが2試合連続となるゴールを決める。
 
 球際での強さで上回り、さらにはプレッシャーに対する落ち着いたパス回し、ボールを出した後のサポートの質と速さが、浦和と札幌の違いでもあった。
 
 2本目の20分が過ぎると札幌の運動量が落ちてくる。ここで浦和は隙を見逃さず36分に長澤が追加点を挙げた。
 
 そして3本目は、両チームともメンバーを入れ替え浦和のメンバーはGKに西川周作、バックラインが右から平川忠亮、マウリシオ、槙野智章、菊池大介、アンカーに遠藤航が位置し、中盤は右から武富孝介、柏木陽介、練習生、武藤雄樹、1トップにはズラタンが構える。
 
 3本目は無得点のまま終わるのだが、4本目にゲームは大きく動いた。17分、3本目の6分から再びピッチに立った荻原が目の前のDFを剥がしてシュートを捻じ込む。26分には遠藤のパスを受けたズラタンが冷静にループシュートを沈めると、40分にはまたしても荻原が強烈な左足シュートを突き刺した。

【PHOTOギャラリー】TM 浦和5-0札幌|荻原が3得点の大爆発!

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