現地時間１月24日、高円宮杯U-18プレミアリーグの参加チームから選出された『NIKE NEXT HEROプロジェクト』の選抜チームが、遠征先のミラノでASヴィズ・ノーバと練習試合（40分ハーフ）を行なった。
 
　ヴィズ・ノーバは、イタリアの全土にあるインテルの下部組織のひとつで、直系のプリマベーラ（U-19）と比べると２ランク下がったレベルにある。ただ、そこで評価された選手が、プリマベーラに引き抜かれるケースはあるという。
 
　指揮を執った米子北の中村真吾監督は、４-１-４-１を採用。GKは宮崎浩太朗（大宮アルディージャユース）が入り、DFラインは右から、岡庭愁人（FC東京U-18）、吉田伸弘（阪南大高）、中島大雅（ガンバ大阪ユース）、三原貫汰（米子北）という顔ぶれになった。
 
　中盤は、キャプテンを務めた谷川勇磨（ヴィッセル神戸U-18）がアンカーで、２列目は右から、上月翔聖（神戸弘陵学園）、中村成龍（阪南大高）、財前淳（京都サンガF.C. U-18）、水野雄太（大津）。そして、１トップに森海渡（柏レイソルU-18）という布陣だ。
 
　序盤から主導権を握ったU-18選抜は、財前と水野のドリブルや森のキープ力を活かして多彩な攻撃を披露。15分に森のお膳立てから中村成が決めた先制点を皮切りに、怒涛のゴールラッシュが始まった。
 
　21分に水野の突破から財前が左足でネットを揺らすと、31分にも水野が左サイドを崩して森のゴールをアシスト。その５分後にも、今度は森とのワンツーで抜け出した水野が冷静に決め、４-０の大量リードで折り返す。
 
　すると、ハーフタイムに一気に７人を交代。GKに梅田透吾（清水エスパルスユース）、中島に代ってCBの一角に吉村仁志（大津）、アンカーの谷川が左SBに回り、中盤の底には佐野海舟（米子北）を起用した。
 
　攻撃陣は財前以外を総入れ替え。左サイドハーフに滝裕太（清水エスパルスユース）、トップ下に中村駿太（青森山田）、右サイドハーフにシマブク・カズヨシ（浦和レッズユース）が入り、CFは平墳迅（清水エスパルスユース）が務めた。