トッテナム新監督はポチェティーノ? ミランとユーベが狙うモンテッラには… 「監督の市場」も活況

2014年05月16日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

モナコの新監督はジャルディムに。

サウサンプトンを8位躍進に導いたポチェティーノ。前線からプレスをかけるアグレッシブなサッカーを機能させ、このショー(左)をはじめ、MFララーナ、FWランバートの3人をブラジルW杯のイングランド代表に送り出す。 (C) Getty Images

【トッテナム】新監督はポチェティーノが濃厚
 
 シーズン終了後にティム・シャーウッド監督の解任を発表したトッテナム。新監督候補で本命と目されているのが、サウサンプトンを率いて今シーズン8位という好成績を収めたマウリシオ・ポチェティーノだ。
 
 対抗は、元オランダ代表で、古巣アヤックスを指揮するフランク・デブールと見られている。
 
【モナコ】新監督はスポルティングのジャルディム
 
 モナコの新監督候補に、スポルティング・リスボンのレオナルド・ジャルディム監督が挙がっていることをお伝えしていたが、どうやら両者はすでに合意に達しており、5月14日に契約書にサインを交わした模様だ。間もなく公式発表となるはずだ。
 
【サンプドリア】ミハイロビッチ続投決定は時間の問題
 
 既報のとおり、シニシャ・ミハイロビッチ監督とクラブ首脳は5月14日に二度会談を持ち、来シーズンの続投と契約の延長について基本的な合意に達した。15日にも引き続き話し合いが持たれたが、まだサインには至っていない。
 
 とはいえ、ミハイロビッチは新たな契約書のほとんどの項目についてすでに同意しており、状況がポジティブなものであることに変わりはない。続投と契約延長が発表されるのは時間の問題だろう。
 
【フィオレンティーナ】モンテッラ監督との契約に解除違約金が設定
 
 ミラン、ユベントスから、現監督が続投しない場合の次期監督候補として熱い視線を浴びているヴィンチェンツォ・モンテッラ。フィオレンティーナとの契約には、違約金を支払えば契約を一方的に解除できる条項が含まれている事実が判明した。金額は600万ユーロ(約8億4000万円)で、権利を行使できる期限は5月31日まで。
 
 ユベントスは、アントニオ・コンテ監督が続投を拒否した場合、ファーストチョイスとしてモンテッラの招聘を考えている模様。ミランも候補に挙げていたが、このところ新たな動きは途絶えている。もちろん、フィオレンティーナは続投を望んでいるが、この違約金条項がはたしてどのように働くのか……。
 
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
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