誤審で超絶ゴールが幻に!「息子も判定に驚いていた」とスアレスが苦言

2017年12月20日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

判定に泣かされ、愛息との約束を果たせず。

咄嗟にラボーナでシュートを狙うスアレス。ボールはゴールラインを越えていたように見えたが……。(C)Getty Images

 リーガ・エスパニョーラ第16節、バルセロナがホームにデポルティボを迎えた一戦で、"幻のファインゴール"が生まれた。
 
 バルサが2点をリードして迎えた44分だった。敵陣深くまで切れ込んだリオネル・メッシから折り返しのパスを受けたルイス・スアレスが、左足でシュート。一度はDFにブロックされながらも、そのこぼれ球を、なんとラボーナで押し込もうとする。
 
 GKのルベン・マルティネスが必死に掻き出したものの、ボールはゴールラインを割ったかに見えた。しかし、判定はノーゴール。スアレスは激しく抗議したものの、もちろんジャッジは覆らなかった。
 
 29分に先制点を叩き出していたウルグアイ代表FWは、鬱憤を晴らすかのように、47分にセルジ・ロベルトのピンポイントクロスを左足で合わせてネットを揺らす。ラボーナが決まっていればハットトリック達成だっただけに、悔しさもひとしおだったに違いない。
 
 バルセロナは第13節のバレンシアとの首位攻防戦(1-1)でも、明らかにゴールラインの中に入っていたリオネル・メッシのシュートが得点と認められず、結果的に勝点2を失っていたこともあり、不満が募っていた。
 
「(ゴールの判定は)難しいことじゃない。ボールにチップを入れればいい話だ。状況が早く改善されるのを願っているよ」
 
 試合の翌日、"幻のゴール"についてそう言及したスアレス。ラボーナについては、長男との約束があったという。
 
「デポルティボ戦の前日、息子とボールを蹴って遊んでいたんだ。そこでラボーナをしたら、『試合で決めてほしい』とお願いされてね。試合後、家に帰ったら、息子も驚いていたよ。『なんでゴールにならなかったの?』ってね」
 
 微妙な判定により、愛息との約束を果たせなかった。だが、リーグ戦ここ5試合で6ゴールと調子は上向きなだけに、そう遠くないうちに再びラボーナで本拠地カンプ・ノウを沸かせてくれるかもしれない。
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