香川真司が7点超えの高評価! 日本人欧州組の「採点」をまとめて紹介

2017年12月12日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

奮闘した吉田や岡崎の評価は?

腕章を巻いてプレーした吉田。メモリアルゲームでの勝利を目前で逃した。(C)Getty Images

 ヨーロッパの主要リーグでプレーする日本人選手の先週末の試合の採点を、ウェブサイト『WhoScored.com』のレーティングでまとめて紹介する。評価は10点満点で、新聞や放送メディアなどの点数より全体的に高めとなっており、6.5点が及第点といったところ。同じメディアが同一の基準で異なるリーグの採点を出しているところに、一定の価値があるといえるだろう。
 
 プレミアリーグで通算100試合目のスタメンというメモリアルゲームに臨んだ吉田麻也は、キャプテンマークを巻いてフル出場。アーセナルの強力攻撃陣を終盤まで抑え込んだものの、87分に吉田がマークしていたFWオリビエ・ジルーにヘディングで同点ゴールを叩き込まれ、1-1のドローで終了。採点は、及第点よりやや高めの6.81点だった。
 
 レスターの岡崎慎司は、2-2の同点に追いつかれた直後の73分から途中出場。その5分後に敵のスパイクが左目の瞼に入って流血しながらも、包帯を巻いてプレーを続けた。
 
 その気迫が実ったのは86分。ペナルティーエリア内に進入してシュート体勢に入ると、慌てて足を出したアジョセ・ペレスのオウンゴールを誘発し、貴重な決勝弾を呼び込んだ。ただ、17分間のみのプレーだったこともあり、採点は6.06点に留まった。
 
 期待されたリーガ・エスパニョーラ史上初の日本人対決は実現しなかったものの、ヘタフェ対エイバル(0-0)では2人の日本代表がピッチに立った。7試合連続の先発を飾ったエイバルの乾貴士は、ほとんど見せ場が作れず、イエロカードを受けていたこともあって63分に交代。レーティングは6.23点だった。
 
 一方、乾と入れ替わるように73分から途中出場したのが、ヘタフェの柴崎岳だ。左足の甲を痛めて途中交代を余儀なくされた9月のバルセロナ戦以来、約3か月ぶりの実戦だったにもかかわらず、ブランクを感じさせない動きで積極的にボールに絡んだ。しかし、こちらも短い出場時間だったため、5.91点という辛口の評価に終わっている。

次ページ1アシストの香川はチーム2番目の高評価。

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