【U-18プレミアリーグ】5節ピックアップ・ゲーム[EAST]流経大柏 対 市立船橋

2014年05月12日 平野貴也

今シーズンも熱い! 千葉2強の第1ラウンド

 流経大柏と市立船橋の対戦は、特別なカードだ。
 
 ともに全国トップクラスの力を持ちながら、注目度の高い高校選手権では、千葉県大会で1枠の全国出場切符を争う。身近過ぎて無視できない、強烈なライバル関係にある。今シーズンは、市立船橋がプレミアリーグに昇格したことで、対戦機会が増加。5月11日、プレミアリーグEAST5節の公式観客数は、今シーズン最多タイの700人を記録した。
市立船橋の朝岡隆蔵監督は、「流経さんとの試合だからと、急にOBが来たり、激励の電話がかかってきたりした。こっちは、そこまで意識せずに18分の1のつもりで臨んでいる」と周囲の反応を笑ったが、後の対戦に少なからず影響を及ぼすことは明白で、注目度の高さも納得の今季初対決となった。
 
 前半は、互いに攻め合う好ゲームとなった。
 
 流経大柏は試合開始直後に、DF浜野駿吾が負傷交代を余儀なくされたが、両サイドMFの渋谷峻二郎、新垣貴之のドリブルで果敢に攻め込んだ。対する市立船橋は長身FW磯野隆明のポストプレー、永藤歩と古屋誠志郎の2シャドーの飛び出し、仕掛けでゴールへ迫る。

次ページゲームを支配できた市船、力を出し切れなかった流経

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