【W杯グループ展望|D組】もっとも実力が拮抗したグループ。アルゼンチンも易々とは…

2017年12月03日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

緊迫した展開にもつれ込む可能性も…。

【ロシア・ワールドカップ|グループD展望】

本命:アルゼンチン
(12大会連続17回目の出場)
対抗:クロアチア(2大会連続5回目の出場)
穴:アイスランド(初出場)
穴:ナイジェリア(3大会連続6回目の出場)


「死の組」とまでは呼べないが、もっとも実力が拮抗したグループだ。

 戦力的に本命はアルゼンチン。ただ、世界随一の前線を誇りながらも「メッシ依存症」が深刻で、予選は18試合で19ゴールと得点力不足に悩まされた。2017年5月に就任したホルヘ・サンパオリ監督の戦術も完全に浸透したとは言えず、成熟度は決して高くない。

 逆に初戦で激突するアイスランドは、8強進出を果たしたEURO2016で証明した通り、タレント不足を強固な組織力で補う。予選最終節の前にズラトコ・ダリッチへの監督交代に踏み切ったクロアチアは、継続路線ゆえその影響が小さく、ルカ・モドリッチやイバン・ラキティッチを擁する中盤は大会屈指だ。

 ナイジェリアもジョン・オビ・ミケルなどお馴染みの主力が健在で、欧州育ちの選手を積極登用して若返りを図っており、こちらも不安定なアルゼンチンに一泡吹かせる力はある。

 アルゼンチンが第1戦で勝点を落とすようなことがあれば、第3戦までベスト16進出国が決まらないという熾烈な争いになるかもしれない。

文●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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