【W杯グループ展望|C組】デンマークは侮りがたいが、フランスの優位は動かない

2017年12月03日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

タレント軍団フランスにとってはこの上ない組分けに。

もともと実力差があるうえ、オーストラリア(右上)、ペルー(左下)、デンマーク(右下)はいずれもプレーオフを経て本大会出場を決めたチーム。フランス(左上)のトップ通過は固そうだ。(C)Getty Images

【ロシア・ワールドカップ|グループC展望】

本命:フランス
(6大会連続15回目の出場)
対抗:デンマーク(2大会ぶり5回目の出場)
穴:ペルー(9大会ぶり5回目の出場)
大穴:オーストラリア(4大会連続5回目の出場)


 フランスにとってはこれ以上望めないほど幸運な組分けとなった。

 同居した3チームはいずれもプレーオフを経て、いわばぎりぎりでロシアの地に辿り着いた。そのうちペルー、オーストラリアとは圧倒的な力の差があるだろう。9大会ぶりに出場のペルーは国際経験も戦力も乏しく、一方のオーストラリアも、38歳のCFティム・ケイヒルらベテラン勢がいまだ頼りとタレント不足が明らかだ。

 プレーオフで難敵アイルランドを破り、クリスティアン・エリクセンという切り札を擁するデンマークは確かに侮りがたい。1998年、2002年大会でも同じ組に入り、大失態を演じた02年のグループ最終戦で引導を渡された苦い過去もある。

 それでも、準優勝したEURO2016当時より戦力値を上げ、いまや世界屈指のタレント軍団であるフランスの優位は動かない。そもそも両チームが戦うのは第3戦。フランスだけでなくデンマークも連勝し、双方とも16強入りを決めて直接対決を迎える可能性もある。

文●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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