ドルトムント インモービレ獲得で基本合意。レバンドフスキの後釜はイタリアの新鋭に

2014年05月09日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

移籍金は最大で1700万ユーロ。さらに300万ユーロの上乗せも。

インモービレ自身もドイツ行きの希望をトリノの会長に伝えている。 (C) Getty Images

 ドルトムントのミヒャエル・ツォルクSD、ハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEO、そしてFIFAエージェントのジャコモ・ペトラリートの3人は5月8日午後、トリノを訪れてユベントスのジュゼッペ・マロッタGD、ファビオ・パラティチSDと1時間半にわたって会談、ユーベが保有権の半分を持つチーロ・インモービレ(トリノ)の獲得について話し合った。
 
 ドルトムントのオファーは、ユーベがトリノから残り半分の保有権を買い取ることを前提として、移籍金1400万ユーロ(約19億6000万円)を一括払い、移籍後のパフォーマンスによっては300万ユーロ(約4億2000万円)のボーナスも支払うというもの。ユーベはこの会談の後、その内容をトリノ側に通知している。
 
 ドルトムント一行はその後、別の場所でインモービレの代理人マルコ・ソンメッラと会談して、年俸200万ユーロ(約2億8000万円)からスタートして段階的に250万ユーロ(約3億5000万円)まで上昇する5年契約を提示、基本合意に達した。
 
 インモービレ自身も8日の練習後、ウルバーノ・カイロ会長にドイツ行きを希望するという意思を伝えている。ここから先はクラブ間の話し合い次第ということになるが、ドルトムントはさらに300万ユーロ(約4億2000万円)を上乗せする用意もあると言われる。これはユーベ、トリノの双方にとって無視できない金額であり、移籍が成立する可能性はかなり高い。
 
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
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