「多少の恐怖心はある」「25歳くらいの感覚だし、あと何年もプレーしたいね」サッカー界の注目コメント集

2017年11月19日 遠藤孝輔

運命を左右するプレーオフを前にナーバスになるデ・ロッシ

W杯予選のプレーオフを前にした記者会見で、デ・ロッシは重圧から恐怖心を口にしたが、まさに恐れていた結果となってしまった。(C)Getty Images

≪注目のコメント①≫
「多少の恐怖心はある」
発言者:ダニエレ・デ・ロッシ(ローマ/イタリア代表)
 
 W杯出場権を懸けたスウェーデンとのプレーオフ第1レグを前に、アッズーリの重鎮が本音を吐露した。百戦錬磨のMFをしても「賭けるものがデカすぎる」と漏らした大一番。2000年以降は6戦無敗と相性も悪くなかったが、2戦を通して1点も奪えず、60年ぶりに出場権を逃してしまった。
 
≪注目のコメント②≫
「おめでとう!! 良いパーティーを!! ただ、酒はダメだぞ」
発言者:ユルゲン・クロップ(リバプール監督)
 
 リバプールの指揮官から愛弟子のリアン・ブリュースターへの忠告だ。まもなくプレミアリーグ・デビューと噂される逸材は、先のU-17W杯で見事得点王に輝いた。それに対する祝辞を指導者らしく送ったのだ。18歳未満の飲酒が制限されている英国の事情はあるものの、ひょっとして同じ教え子であるロベルト・フィルミーノが16年12月に起こした一件(飲酒運転で御用)が頭をよぎった!?
 
≪注目のコメント③≫
「25歳くらいの感覚だし、あと何年もプレーしたいね」
発言者:ナウド(シャルケ/元ブラジル代表)
 
 さすがに実年齢より10歳も若くは……。そう否定できないほど溌剌としているのが、今シーズンのナウドだ。公式戦全試合でフルタイム出場を果たし、シャルケの躍進にひと役買っている。ビルト紙がたとえた"良質なワインのよう"とは言い得て妙だろう。はたして、賞味期限はいつまで?
 
≪注目のコメント④≫
「僕を22、23歳だと思って、長期契約してくれるかもね」
発言者:カイル・ベッカーマン(レアル・ソルトレイク/アメリカ代表)
 
 レアル・ソルトレイクの「生きる伝説」と称されるMFの口から、まさにアメリカンジョークが飛び出した。35歳のベテランがおどけてみせたのは、12年も伸ばしつづけたドレッドヘアをバッサリ切ったから。クラブとの契約が17年12月末まで迫る中、トレードマーク同様に"切る"と判断されなければいいが。
 
文:遠藤孝輔
 
※ワールドサッカーダイジェスト2017.12.7号より加筆・修正
 
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