日本完敗に韓国メディアの反応は?「サムライ軍団が焼け野原に」「韓国だけが笑った」と比較も展開

2017年11月11日 ピッチコミュニケーションズ

『sportalkorea』は「36分の間に3ゴールを許した日本は戦意を喪失した」と試合を総括。

開始早々の10分に失点……。PKを献上した吉田に関する記事も散見された。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

[親善試合]日本1-3ブラジル/11月10日/リール(フランス)

 フランスで行なわれた強化試合でブラジルに1-3で敗れた日本の試合結果は、韓国でも報じられている。
 
「サンバサッカーを止められなかった…日本、ブラジルに1-3で完敗」(『国際新聞』)
「日本が12年間超えられない壁…日本サッカー、ブラジルとの強化試合で1-3敗北」(『韓国政経新聞』)
「"日本対ブラジル"ネイマール、マルセロ、G・ジェズスが先制ゴール、サムライ軍団が焼け野原に」(『SPORTSQ)
 
 といった具合だが、とりわけ3失点を喫したディフェンスに対する論調は厳しい。
 
「"守備が焦土化"日本、ブラジルに1-3で敗戦…3年ぶりに完敗」と見出しを打ったのは『sportalkorea』だ。
 
 記事では、「主導権はブラジルが掴んだ。ブラジルは最後方でボールを回して相手のスペースを突き、得意のドリブルで日本の守備を乱した」としながら、「36分の間に3ゴールを許した日本は戦意を喪失した。ブラジルは余裕のあるプレーで日本を圧倒した。日本は後半に1点を決めたが、勝敗はすでに決まっていた」と試合を振り返っている。
 
 また、『SPOTV NEWS』は「歴代戦績2分10敗…日本、36分で消えた"希望"」とヘッドラインを置いた記事で、「ブラジルはネイマールとG・ジェズス、ウィリアンが序盤から激しい攻撃を展開した。日本はブラジルの攻撃を抑えることにあくせくした」と報道。「ブラジルは圧倒的なパフォーマンスで日本の守備陣を崩した」と伝えている。
 
 前出の『スポーツ韓国』は、吉田麻也に注目した。「日本対ブラジル"本当にアホなことをした"日本ディフェンダーの手遅れの後悔」と題した記事では、「吉田のファウルがビデオ判定の結果PKを与え、手痛い失点につながった」とし、「吉田がプレーするイングランド・プレミアリーグは、まだビデオ判定が導入されていない」と含みを持たせて締めくくっている。
 
 ちなみにこの試合で導入されたビデオ判定については、『MKスポーツ』も「日本対ブラジルの強化試合、ビデオ判定に約2分かかった」とスポットライトを当てている。日本が初体験したビデオ判定はロシア・ワールドカップでも導入される見通しだけに、韓国も関心を寄せているようだ。

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