【J2採点&寸評】名古屋3-2湘南|大一番で輝いたのは“あのレフティ”。長身助っ人FWも高評価

2017年10月15日 多田哲平(サッカーダイジェスト)

名古屋――田口と小林の2ボランチが機能。

【警告】名古屋=田口(25分) 湘南=なし
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】玉田圭司(名古屋)

[J2リーグ37節]名古屋3-2湘南/10月15日(日)/パロマ瑞穂スタジアム

【名古屋3-2湘南 PHOTO】玉田、シモビッチの技ありゴールで首位を撃破!
 
【チーム採点・寸評】
名古屋 6.5
シモビッチのゴールで相手に傾いていた流れを引き寄せると、すぐさま逆転。その後は球際でのインテンシティを強めて見事に接戦をモノにした。
 
【名古屋|採点・寸評】
GK
16 武田洋平 6
菊地の巧みなシュートで2失点も、ミドルシュートをことごとくストップ。後半は大きなミスもなく、勝利に貢献した。
 
DF
3 櫛引一紀 6
序盤からD・ムルジャのフィジカルに苦戦した。ただビルドアップ時は、迫りくる湘南のプレスをうまくかわしていた。
 
8 ワシントン 5.5
カウンター時には背後のスペースを突かれるシーンも見られた。力強さではD・ムルジャに引けを取らなかったが、不安定さは否めなかった。
 
15 宮原和也 6
相手への寄せが遅れがちだったが、攻守のバランスをうまく保っていた。要所で身体を投げ出していたのは好印象だった。
 
29 和泉竜司 6
対面した藤田征と程よい距離感を保ち、侵入を阻止。さらに50分にはシモビッチのゴールをアシストと安定したパフォーマンスを見せた。
 
MF
7 田口泰士 6.5
正確なポジショニングで相手のパスコースを消せば、懐の深いボールキープで攻撃でも存在感を発揮。その貢献度は小さくなかった。
 
11 佐藤寿人 5.5(HT OUT)
サイドハーフの位置から最前線まで走り込みゴールを狙った。ただ目を引いたのはそうした動きくらいで、持ち味を活かしきれなかった。
 
17 小林裕紀 6.5
田口と絶妙な位置関係を築き、チーム全体のバランスをとった。後半に流れを引き寄せる大きな働きだった。
 
23 青木亮太 6
前傾姿勢になりすぎて背後のスペースを空けていたのは課題。とはいえスルスルと相手の守備陣を掻い潜るドリブルを駆使し、攻撃にアクセントを加えた点は評価に値する。

次ページ名古屋――1得点・1アシストの玉田を高く評価。

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事