【日本3-3ハイチ|採点&寸評】倉田や杉本あたりは及第点も、個人技に圧倒された守備陣は総じてマイナス評価に

2017年10月10日 サッカーダイジェスト編集部

流れるようなパスワークは数える程度。

【警告】日本=なし ハイチ=エリボー(88分)、ジャンバプティステ(90分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】ナゾン(ハイチ)

[キリンチャレンジカップ2017]日本 3-3 ハイチ/10月10日/日産スタジアム

【PHOTO】日本×ハイチ戦の美女サポーターたち


【日本代表総評】

  立ち上がりから主導権を握り、17分まで決定機をきっちりとモノにして2-0と上々のスタートと言えた。しかし、試合を押し気味に進めながらも28分にあっさりと失点したのはいただけない。そこから相手のペースになり一時は2-3と逆転されたのだから、前半の失点は痛恨だった。
 
 ニュージーランド戦からガラリとメンバーを変えた影響もあって、流れるようなパスワークは数える程度。前半はとりわけ3人目の動き出しもあまりなく、スコア的にも内容的にも不十分だった。まるで組織的ではなかったハイチにどうにか追いついての引き分けとは……。先が思いやられる。

【個人採点・寸評】
GK
12 東口順昭 5
28分、エリア内に侵入してきたラフランスに対し、飛び出したが脇を抜かれ失点。2失点目は懸命なセーブも及ばず、ロングシュートを沈められて3失点と、散々な出来だった。
 
DF
3 昌子 源 5
縦パスをカットされ、1対1であっさりとかわされるなど、どこか不安定さが拭えず。吉田不在の最終ラインで、存在感を発揮できなかった。
 
5 長友佑都 5.5(HT OUT)
正確な左足クロスで倉田のゴールをお膳立て。攻撃面では縦への力強さを見せたが、自陣バイタルエリアでは寄せの甘さがあった。
 
20 槙野智章 5.5
ニュージーランド戦に続き、スタメン。大柄な相手にも空中戦で簡単に負けず。昌子との連係も問題なかったが、ハイチの圧力を撥ね返せなかった。
 
21 酒井高徳 5.5
イージーなミスはあったが、タイミングの良い攻撃参加で右サイドを活性化。消える時間帯もあったが、最後の最後で香川の同点弾に絡む。

次ページ杉本と倉田が起用に応える活躍ぶり。

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事