【ハイチ戦プレビュー】トップ下は小林祐希にチャンス到来!? スタンバイOKの原口元気は…

2017年10月10日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

酒井高は、まさに“あまり出ていない選手”。

ハイチ戦の予想スタメン。吉田、山口、大迫とセンターラインで軸となる選手は、ニュージーランド戦に続き、先発なるか。

 10月10日、日本代表はキリンチャレンジカップ2017の第2戦として、ハイチ代表と日産スタジアムで対戦する。
 
 ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は前日会見で、今回の対戦相手について「あまり情報がない。チームとして、ここ7か月プレーしていません」とコメントし、「かなりフィジカルがあるし、スピードもある。FIFAランキング48位で、クオリティの高さを証明している」と警戒を強めた。
 
 それでも、勝負にこだわる姿勢は崩さない。「私は勝利を望んでいる。勝つことで11月の合宿(ブラジル、ベルギーと対戦)への良い準備になると思っている。絶対的な勝利が必要だ」と言葉に力を込めた。
 
 気になる先発11人だが、指揮官は4日前のニュージーランド戦の前日会見で、「(2試合の)スタメンは同じものにはなりません」と明言。ハイチ戦の前日にも、改めて「あまり出ていない選手にチャンスを与えたい。我々は本大会に向けて準備している最中ですから、たくさんの選手を見たいと思っている」と強調し、ニュージーランド戦からの大幅なメンバーチェンジを示唆した。
 
 GKは川島永嗣ではなく、東口順昭。ハリルホジッチ監督は今回の10月シリーズのメンバー発表会見でも、「例えば、東口をゴールマウスに立たせることがあるかもしれません」と、その起用の可能性について言及している。正GKの川島に、もしものことがあった際には、「東口がプレーすることがある。それには経験が必要だ」と話しており、二番手の東口に実戦を積ませるには、今回は絶好の機会だろう。
 
 最終ラインは、右から酒井高徳、吉田麻也、昌子源、長友佑都が4バックを形成か。右サイドバックの酒井高は、直近3試合はベンチを温めており、その前のアウェー・イラク戦で途中出場しているが、先発は今年3月のホーム・タイ戦まで遡らなければならない。まさにハリルホジッチ監督が言う"あまり出ていない選手"であり、チャンスを与えられそうだ。
 
 センターバックは、ニュージーランド戦に引き続き、吉田をスタメンに予想。テスト色の濃い起用が打ち出されているとはいえ、ディフェンスリーダーを外すのは少々、リスクが高すぎる。今シリーズはキャプテンの長谷部誠が不在なだけに、精神的支柱としても必要な存在だ。

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