日本人欧州組の「月間採点ランキング」。3戦2発の岡崎を抑えての1位は?

2017年09月08日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

プレミア組が上位にランクイン。

柴崎(左上)、岡崎(右上)、吉田(左下)、長友(右下)など日本人選手の月間採点は?(C)Getty Images

 欧州5大リーグでプレーする日本人選手で、8月に最も活躍したのは誰か――。試合ごとの個人採点を掲載しているウェブサイト『WhoScored.com』。リーグによって試合数にバラつきはあるが、その月間平均レーティングを基に作成したランキングを紹介する。
 
 堂々の1位に輝いたのが、6.99点という高い評価を受けたサウサンプトンの吉田麻也だ。開幕から3試合連続のフル出場を果たし、安定した守備で2つの完封の立役者になれば、2節のウェストハム戦では決勝点となるPKを獲得するなど、攻撃でも貢献。1勝2分けとまずまずのスタートを切ったチームで、いまや不可欠な存在となっている。7点に近い採点も納得と言えるだろう。
 
 チームでも4位タイ(DFでは最高)の平均レーティングを誇る吉田はしかし、安穏とはしていられない。オランダ代表のレギュラークラスへと成長したヴェスレイ・フートがラツィオから加入したうえ、移籍を強く志願し、一時は退団が確実視されたCBのフィルジル・ファン・ダイクが結局は残留したからだ。CBの定位置争いは一気に激しくなっており、日本代表の守備の要に求められるのは継続性だ。
 
 吉田にはわずかに及ばなかったものの、6.97点をマークしたレスターの岡崎慎司が2位。開幕戦で強豪アーセナルからヘッド弾を叩き込むと、続くブライトン戦でも開始1分にこぼれ球を押し込んで2戦連発。こちらもチームで5番目の高評価だ。
 
 ちなみに、5大リーグでプレーする日本人選手で今シーズンにゴールを奪っているのは、ここまで岡崎のみとなっている。
 
 1試合のみの出場とはいえ、3位にランクインしたのがメスの川島永嗣だ。第2GKとして開幕を迎えながら、チームが3連敗を喫したため、4節のカーン戦でスタメン出場。0-1で敗れたこの試合で、チーム最高点となる6.95点が付いた。
 
 その5日後に開催されたワールドカップ最終予選のオーストラリア戦では、完封勝利に貢献しており、この勢いに乗ってクラブでも正GKの座を確固たるものにしたいところだろう。
 
 今夏の放出が濃厚と見られながら、プレシーズンでアピールに成功し、残留を勝ち取った長友佑都は4位に食い込んだ。連勝スタートを切ったインテルで、左SBとして2試合連続でスタメンを飾り、6.93点の評価を受けている。

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