【日本代表|ポジション別序列】今回もCBは吉田&昌子で決まりか。状況に応じて“武闘派”植田の起用も?|GK&DF編

2017年08月24日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

ホームでの豪州戦で「歴史を変えたい」(西野技術委員長)。

今回、選ばれたメンバーは27人。コンディションが不安視されていた本田や香川、大迫も招集され、W杯出場を懸けてオーストラリアとの大一番に挑む。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 日本協会が8月24日、ロシアワールドカップ・アジア最終予選のオーストラリア戦とサウジアラビア戦に臨む日本代表のメンバー27人を発表した。
 
 今回の2試合では、日本はまず31日にホームにオーストラリアを迎え、9月5日にアウェーでサウジアラビアと戦う。
 
 日本は現在、8試合を終えて、5勝2分1敗でグループBの首位に立ち、オーストラリア戦に勝てば、予選突破が決まる。オーストラリアには過去のワールドカップ予選で一度も勝ったことがないが、西野朗技術委員長は「歴史を変えたいと思う。オーストラリア戦にだけフォーカスしている。タフに戦えるメンバーを選ぶことができた」と言葉に力を込める。
 
 今回、ベンチ入りできる23人より、4人多く選ばれているのは、「何人かの選手には心配もあり、リスクを冒したくないのでこうしました。手元に呼んで、可能性や状態を見るため」(ヴァイッド・ハリルホジッチ監督)。指揮官はまた「今まででリストを作るのが一番難しかった」とも語っているが、選ばれたメンバーの顔触れは?
 
 ここでは、基本システムの4-3-3に沿って、GKとDFの序列を考察していく。
 
【GK】
◎川島永嗣(メス)/〇東口順昭(G大阪)/△中村航輔(柏)
 
 実績と実力を考慮すれば、川島が一番手で間違いない。今季は所属クラブでレギュラーの座を掴めていないが、プレシーズンやリザーブチームでのゲームでピッチに立ち、実戦を積んでいるという。
 
「永嗣のメンタル面での影響力や経験は、こういった試合で必要。彼の存在は重要です」と、ハリルホジッチ監督も絶大な信頼を寄せているだけに、よほどのことがない限り、川島の位置付けは変わらないだろう。
 
 その他のふたりは、前回の6月シリーズでも選出されている東口と中村だ。両者とも今季のJ1で安定感あるパフォーマンスを披露しており、順当にメンバー入りを果たした。東口に「〇」印をつけたが、リーグで上位争いを繰り広げる柏の守護神・中村との差はそこまで開きはない。キャンプ中のアピール次第では、中村が二番手に浮上する可能性はある。
 
※凡例:◎=スタメン候補 ○=準レギュラー △=三番手

【日本代表PHOTO】豪州・サウジ戦へ向けた招集メンバー27人
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次ページ右の酒井高は左でも起用できるだけに――。

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