【浦和 2-3 ドルトムント│採点&寸評】MOMは19歳、2発の「トルコのメッシ」。遠藤航は87分まで好プレーも…

2017年07月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

浦和――同点ゴールを奪った時は遠藤がMOM最右翼だったが。関根が切れ味鋭いアタックを披露。

【警告】浦和=なし ドルトムント=カストロ(86分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】エムレ・モル(ドルトムント)

【チーム採点・寸評】
浦和 5.5

【浦和2ー3ドルトムント PHOTO】浦和、先制するもドルトムントに逆転負け!

 序盤は相手にボールを支配されるハーフコートゲームを展開される、Jリーグでは見たことのない劣勢を強いられる。それでも複数人で相手を囲ってボールを奪うなど対応し、柏木のCKから興梠が合わせて先制に成功する。まだ始動したばかりで前日に来日したばかりの"コンディションが万全でないドルトムント"に意地を見せた。
 
 遠藤の同点ゴールまでは、決して悪くない展開だったが……。しかし、相手が猛プッシュを仕掛けてきたところで逆転負けを喫した。失点パターンは、Jリーグでも見たことのあるシーンが多かった。


【浦和|採点・寸評】
GK
1 西川周作 5.5
 モルの無回転シュートをセーブしたが、その後、守備が崩れて3失点。また、劣勢時にこそ、レーザービームのような高精度フィードで、ピンチから一転、チャンスを生み出したかった。

DF 
46 森脇良太 6(HT OUT)
ゴール前の危険地帯で身体を張ってボールを奪う。バルトラの強さと高さにマークを外されたものの失点は許さなかった。

6 遠藤 航 6
リベロで先発し、持ち上がりからビッグチャンスを作る。守備面でも、冷静にピンチの芽を摘んでいった。後半は右ストッパーに入り、ドイツ代表シュールレと激しくマッチアップを展開。CKからの同点弾でMOM選出(採点7あたり)かと思われたが……直後の88分に痛恨のヘッドのクリアミスを奪われ、シュールレに3点目を決められた。

5 槙野智章 5.5
ギャップを突く攻撃面で存在感を発揮し、シュートまで持ち込む。前を向いた時のディフェンスの強さは見せた。しかし、エムレにかわされて失点。2点目もカバーしきれなかった。

MF
24 関根貴大 6.5(64分 OUT)
左サイドの宇賀神とポジション交換をしながら、相手と駆け引き。前半途中から持ち味のドリブルで右サイドを何度もえぐり、チャンスメイク。その流れのなかからゴールを奪った。後半は左ウイングバックに入る。57分の決定機を決めていれば……。
 
10 柏木陽介 5.5
CKから先制点をアシストし、前半終了間際には武藤の決定機も作る。セットプレーは、やはり大きな武器になると印象付ける。ただ流れのなかでは、劣勢時にプレッシャーを受けると、パス精度が落ちた。

次ページ浦和――ラインブレイクに成功した宇賀神、技あり先制弾の興梠を評価。

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