【J1採点&寸評】鳥栖2-1浦和|旅立つ鎌田を最高の勝利で祝う。全員高評価!一方、3連敗の浦和は全体的に低め

2017年06月25日 塚越 始(サッカーダイジェスト)

鳥栖――鎌田と同期入団、初ゴールを決めた福田がMOM。

【警告】鳥栖=吉田(82分) 浦和=森脇(61分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】福田 晃斗(鳥栖)

[J1リーグ16節] サガン鳥栖 2-1 浦和レッズ /6月25日/ベアスタ
 
【チーム採点・寸評】
鳥栖 7
 立ち上がりから猛プッシュを続け、浦和を押し込んだ。前線3人の攻守でポジションを代える戦術もハマった。しかし原川の負傷退場により、点を取る雰囲気を漂わせていた鎌田が1列下がり、その後、試合もやや落ち着いた。
 
 浦和のウィークポイントを攻略し、ホームの大声援を味方につけての勝利。旅立つ鎌田も「最後にもっとも印象に残る試合をできた」と胸を張った。指定席は完売。素晴らしい雰囲気で、鎌田を快く送り出した。

【鳥栖|採点・寸評】
GK
33 権田修一 6.5
両サイドからも中央からも仕掛けられ、気の休まる暇もなかった。前半終了間際に槙野の決定的なヘディングシュートを止めて、完全に勢いづいた。PKで失点したが、最後まで、高い集中力を発揮した。
 
DF
13 小林祐三 6
バランスを取りつつ、高めのポジショニングでボールの収めどころになった。
 
 
5 キム・ミンヒョク 6.5
素早くリトリートし、ボールを奪いに行く時は躊躇わず思い切ってプレスに行った。PKを献上してしまったが、気迫の伝わる守備を続けた。

35 青木 剛 6.5
再三にわたる右サイドのクロスが、まるでそこに来ることが分かっているかのように、ことごとくサガンブルーの35番がクリア。経験に裏打ちされた抜群のポジションニングで、チームを支えた。

23 吉田 豊 6
小さなミスはあったものの、無骨な守備で簡単に起点を作らせず。危険な場面では、必ずスペースを埋めていた。
 
MF
6 福田晃斗 7.5  MAN OF THE MATCH
3ボランチの一角で先発し、最終ラインの前をケアする役割を務める。途中から左ウイングバック、再び3ボランチの右に入り、フィッカデンティ監督の意図する仕事をまっとう。初ゴールが値千金の決勝ゴールになった。同期の鎌田から「普段決めない選手が決めると、やはり勝てると思った(笑)」と言われた。
 
14 高橋義希 6.5
カウンターに切り替える際にキックミス。ただ、前半終了間際にR・シルバの決定的なシュートを、身体を張ってクリア。高橋らしさを象徴するチームを助けるビッグプレーだった。
 

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