【J1採点&寸評】新潟×浦和|浦和が大量6ゴールで復活の兆し。MOMは得点ランク首位のエース

2017年05月14日 多田哲平(サッカーダイジェスト)

新潟――GKの大谷をはじめ守備陣を厳しく評価。

【警告】新潟=小泉(36分) 浦和=駒井(78分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】興梠慎三(浦和)

[J1・11節]新潟1-6浦和/5月14日(日)/デンカS
 
【チーム採点・寸評】
新潟 4.5
守備時には5バックに変わるシステムも、相手のサイドチェンジに揺さぶられ中央の対応が散漫に。開始2分に挙げたリードを易々と返され、前半のうちに5失点を喫し、勢いを失った。

【新潟 1-6 浦和PHOTO】浦和の攻撃に為す術なく新潟がホームで大敗
 
【新潟|採点・寸評】
GK
1 大谷幸輝 4
手の届くシュートも止めきれず、大量6失点。CKをキャッチングミスし、足もとに落とすなど不安定さが目立った。
 
DF
2 大野和成 4
川口が抜かれた際のカバーリングはまずまず。ただ、逆サイドからのボールへの稚拙な対応は致命的だ。足もとがばたつきビルドアップもおぼつかなかった。
 
4 ソン・ジュフン 4
クロスへの反応が遅れ、マークを外して失点に関与。試合を通して落ち着きがなく、もったいないパスミスも多かった。
 
24 川口尚紀 5
序盤は攻守のバランスをうまく保ち、オーバーラップで攻撃参加をしながらも、対面した関根を封じた。42分のシュートチャンスはせめて枠に飛ばしたかった。
 
50 富澤清太郎 4
ラインコントロールが曖昧で、相手FWを捕まえきれず。セットプレーではその高さを生かしきれなかった。
 
MF
8 小泉 慶 5.5
的確に戦況を見定め、ルーズボールを拾いカウンターを阻止。中盤での出足の素早いプレスは効いていた。
 
10 チアゴ・ガリャルド 5(76分OUT)
サイドに張るだけでなく、中央に入り込んで積極的にボールを引き出した。ただ、その後のクオリティに難があり決定的な仕事はできず、73分の渾身のシュートもクロスバーに阻まれた。
 
13 加藤 大 5.5
高精度のクロスで鈴木の先制点をアシスト。ディフェンス時には最終ラインまで下がり、運動量豊富に働いた。しかしひとりでは浦和のサイド攻撃を抑え切れず、簡単にクロスを上げさせる場面も見られた。
 
30 ロメロ・フランク 5(55分OUT)
タイトなマーキングで相手の自由を奪おうと奔走。ただその分ファウルも多く、前半30分にはエリア付近でFKを与え、失点シーンを招いた。

次ページ新潟――先制点を決めた鈴木も、及第点には届かず。

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事