森脇良太が謝罪会見で語った全コメント「差別的な発言、行動はなかったと伝えたい」

2017年05月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

もしかしたら、いまメディアのところで『差別の森脇だ』と…。

浦和vs鹿島戦、レオ・シルバに激しく詰め寄る森脇(右端)。この直後、“暴言”が発せられたわけだが……。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 5月9日、一連の暴言騒動に関して、Jリーグが2試合の出場停止処分を下したことを受け、浦和レッズのDF森脇良太が謝罪会見を開いた。

 およそ20分間に及んだ会見で、グレースーツに身を包んだ彼は報道陣の質問にどのように答えたのか。その一問一答・全コメントを紹介しよう。


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「僕自身このようなことがないように、今後しっかり襟を正して行動、言動を取っていかなければいけないと思っております。ただ、それと同時に今回の件で自分自身が発言したことに対して、差別的な発言、行動、そのようなことはなかったと、謝罪するのと同じくらい、みなさんに伝えていきたいと思います。

 もしかしたら、いまメディアのところで『差別の森脇だ』と、そういう風に世間では理解されていますけど、その中で理解してくださいというのはもしかしたら難しいかもしれないですけど、そういう(差別的な)発言、言動はなかったとみなさんに理解していただければと思っております。また自分自身、これまでやってきたことを反省して、またピッチの上で活躍して子どもたちに夢を与えていけるように思っております。本当に深く反省しております」
 
 ――今回の件に対して、鹿島であったり、小笠原満男選手、レオ・シルバ選手に直接的な謝罪はされたのでしょうか?

「僕のほうから鹿島アントラーズさんや小笠原選手、レオ・シルバ選手のもとに出向いて挨拶という形はまだとっておりません。僕の発言で不快な思いをさせてしまった、多大な迷惑を掛けてしまったという事実があるので、そういうチャンスがあれば僕の口から謝罪させていただきたいという思いはあります」
 
――浦和のチームメイトには処分を受けて話はされたのでしょうか?
 
「僕自身まだ処分を受けてすぐの段階で、他の選手とコミュニケーションを取れてないという状況なので、まだ僕の口からは説明させてもらってないです。ただ、(鹿島との)試合直後ですけど、迷惑を掛けたぶん、スタッフや選手のみなさんには僕の口から、『申し訳なかったです』という謝罪の言葉はさせてもらいました。(2試合出場停止処分の)裁定が下ってからは、僕自身まだ他の選手に、といったことはないです」
 
――(発言に)差別的な意思があったなら2試合は納得できると思うんですけど、ただ単に唾をかけて「臭い」と言っただけなら2試合は重い処分だと思いますが?
 
「僕自身、その言動が多くの方に不快な思いを、悲しい思いをさせてしまったという事実があるので、それは真摯に受け止めなければいけないと。そのことに関して、しっかり反省をしなければいけないと思っているんで、僕の中でそう(処分が重い)とは思わないです」

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次ページ情けないなという気持ちでいっぱいです。

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