爆発テロ被害のバルトラ、周囲の支えを受けて順調な回復ぶりをアピール

2017年05月01日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

あの忌まわしい事件から約20日が経過。

仲間のサポートを受け、身心ともに回復傾向にあるバルトラ(右から2番目)。 (C) Getty Images

 マルク・バルトラがボールを蹴り始めた。

 所属するドルトムントのバスが爆発物によるテロ攻撃を受けたのは4月11日。チャンピオンズ・リーグ準々決勝(モナコ戦)第1レグの試合前だった。

 爆発による負傷で右手首の緊急手術を受けるなど、今回の事件でもっとも大きな被害を受けたひとりであるバルトラは、ボールを蹴っている動画をSNSの自身のアカウントで公開。順調に回復していることをアピールした。

 テロの被害に遭った直後には、スペイン首相やスペイン・サッカー連盟(RFEF)、そして古巣バルセロナのチームメイトなどから、バルトラに対して多くの励ましの声が寄せられていた。

「一日も早い回復を祈っています」(マリアーノ・ラホイ首相)

「我々はバルトラを全面的にサポートします」(RFEF)

 バルサのジョルディ・アルバとセルヒオ・ブスケッツは、束の間の休みを利用してドルトムントに向かい、バルトラの自宅を訪問してもいる。そのときの写真をSNSに投稿したジョルディは、次のようなメッセージを添えていた。

「また一緒に笑いあうことができて本当にうれしいよ!」

 こうした周囲の支えもあり、心身の両面で回復を遂げつつあるバルトラ。チームへの合流はまだ果たせていないが、早ければ今シーズン中の復帰も十分ありえるという。一日も早く、ファンに元気な姿を見せてほしいものだ。

文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
 
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