【J1採点&寸評】大宮×浦和|ダービー勝利の立役者は茨田! R・シルバは決定力を欠く…

2017年04月30日 サッカーダイジェスト編集部

大宮――耐えて、耐えて、耐えて得た勝点3!

【警告】大宮=渡部(81分) 浦和=R・シルバ(33分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】茨田陽生(大宮)

[J1リーグ・9節]大宮 1-0 浦和/4月30日(日)/NACK

【チーム採点・寸評】
大宮 7.5
割り切って守備に徹して、シンプルに相手最終ラインの裏を突く。球際で身体を張るのを厭わないなど全員がハードワークを怠らず、"さいたまダービー"で金星を掴み取った。耐えて、耐えて、耐え続けた先の勝利はまさに大宮らしかった。
 
【大宮|採点・寸評】
GK
21 塩田仁史 7
相手との衝突を怖れずに果敢にボールへアタックするなど、自身の仕事を黙々とこなした。42分のビッグセーブを筆頭に、相手の決定機で最後の壁として君臨。守護神として頼もしかった。
 
DF
13 渡部大輔 6.5
タイミングの良い駆け上がりで味方のパスコースを作る。32分には長谷川の落としからあわやのシュートを放った。守備でも距離を上手く潰して、相手に自由を与えなかった。
 
4 山越康平 6.5
43分に致命的なミスを犯すなど不安定さも。しかし、69分には気迫溢れるブロックを見せ、その他の局面も高さを武器に浦和の攻撃を撥ね返し続ける。完封という結果でアピールに成功した。
 
3 河本裕之 7
67分に森脇のクロスをクリアミス。ただし悪目立ちしたシーンはそれくらいで、途切れぬ集中力と闘志の溢れるプレーで最終ラインを統率した。最終局面での寄せも素晴らしい。
 
22 和田拓也 6.5
単独で関根のドリブルを止められないとみるや、左サイドハーフに入った長谷川や大山と協力。45+1分の決定機逸こそ減点材料だが、自サイドを瀬戸際で守り切る様はさすが。
 
MF
23 金澤 慎 7
キャプテンマークを巻いて、中盤を縦横無尽に走り回る。スペースを埋め、ボールホルダーに食らい付き、厳しいマークで興梠を苦しめ続けた姿は、まさに"大宮の魂"と呼ぶに相応しかった。
 
47 岩上祐三 7
危険なスペースをいち早く察知して、素早い判断でフォローするなど、気の利いたポジショニングで周囲を助けた。攻撃では機を見てフリーランし、前線を助けた。
 
28 長谷川アーリアジャスール 6(HT OUT)
32分に茨田のパスを受け、渡部の決定機を演出。関根の突破力に手を焼いた和田のカバーに回って最終ライン付近まで落ちるシーンが多く、攻撃よりも守備に力を使った印象だ。

次ページ大宮――決勝弾の茨田がMOMで文句なし。

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