【CLユーベ×バルサ|採点&寸評】MOMは見事な2発のディバラ! MSNは揃って沈黙…

2017年04月12日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

キエッリーニは攻守で存在感を放つ。

キエッリーニ(左)はスアレスらを封殺し、55分にはヘディングで決定的な3点目を奪う。写真:Alberto LINGRIA

[CL準々決勝ファーストレグ]ユベントス 3-0 バルセロナ/4月11日/トリノ
 
【ユベントス|チーム&監督 採点&寸評】
チーム 8
7分に早々と先取する理想的な立ち上がりを迎えたこともあり、終始落ち着いてプレー。ボール支配率こそ35%だったが、試合のペースは常に握っていた。とくに攻める時は攻める、守る時は守るといった攻守にメリハリを利かせた戦術がよく機能。そのミッションを完璧に遂行した選手個々の働きは称賛に値する。
 
監督 マッシミリアーノ・アッレグリ 7.5
バルセロナ相手に臆することなく、4人のアタッカーを前線に並べる従来の布陣を採用。攻めの姿勢を貫いたこの判断が見事に的中した格好だ。一方で守備面での不安は人数を割いて対応させ、交代枠も効果的に使うなど、申し分のない采配だった。
 
[GK]
1 ジャンルイジ・ブッフォン 7
セーブ機会は少なかったものの、一つひとつのプレーが正確で安定していた。イニエスタと1対1になった前半の決定的シーンを左手1本でストップ。決められていれば相手に試合の主導権を与えていても不思議はなかったはずで、大きなセーブだった。
 
[DF]
23 ダニエウ・アウべス 6.5
ネイマールのマークで高い位置をキープできなかったが、その不足分を守備面で十二分にカバー。豊富な運動量と果敢なチェックでピンチの芽を摘んだ。
 
19 レオナルド・ボヌッチ 7
鋭い読みと的確なポジショニングでスアレスに自由を許さなかった。最終ラインからの正確なロングフィードがアクセントになるなど攻守両面で貢献。
 
3 ジョルジョ・キエッリーニ 7.5
身を挺した守備で敵アタッカーの侵攻を食い止め続けた。55分にはCKから試合を決定付ける3点目を決めるなど完全勝利の立役者のひとりに。
 
12 アレックス・サンドロ 6
持ち味のダイナミックな攻め上がりは見られなかったが、対面にメッシがいたことを考えれば当然。粘り強いディフェンスで敵の縦への突破を許さなかった。
 
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

次ページディバラはゴールに加えて組み立てでも仕事を。

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