ナスリがマンC時代の自宅を売却し、セビージャ残留を望むが…

2017年04月02日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

もうシティには戻らない?

夏以降の去就が決まっていないナスリ。本人はセビージャへの完全移籍を希望しているようだが……。(C)Getty Images

 昨夏、マンチェスター・Cからセビージャにレンタルで移籍したサミア・ナスリ。入団後すぐにホルヘ・サンパオリ監督の信頼を勝ち取った元フランス代表MFは、ここまで公式戦通算26試合に出場し、3ゴール・2アシストをマークするなど司令塔として活躍している。

 そんなナスリとセビージャのレンタル契約は、6月30日に満了を迎える。ナスリ本人の希望は、マンチェスター・Cには戻らず引き続きセビージャでプレーすること。それを裏付けるのが、英国にある自宅の売却だ。

 昨年11月、ナスリはマンチェスター・C在籍時に住んでいた豪邸を売りに出していた。マンチェスターから車で40分ほど走ったところにあるチェシャー州のその物件は、12万平方メートルの広大な敷地に建てられた豪邸で、7つのベッドルームに4つのバスルーム、さらにはプール、ジャグジー、サウナ、バー、映画館、ゲームルームなどが完備されている。

 そして先日、この物件がついに売却された。アスレチック設備が付いた公園や乗馬コースもある豪邸の売却金額は660万ユーロ。日本円で約8億円だった。

 家を売却し、いわば退路を絶った格好のナスリ。しかし、夏以降の去就はまだ決まっていない。完全移籍に必要な2500万ユーロ(約30億円)を、セビージャ側が出し渋っているのがその理由だ。

 トルコのガラタサライが興味を示しているという情報もあるが、はたして本人の希望通り、セビージャに残留できるのか。今後の動きに注目したい。

文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
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