久保建英の参戦有力なU-20W杯、日本と同組3か国の要警戒選手は? ミランとボカの司令塔、各大陸得点王など強敵揃い!

2017年04月01日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

南アフリカの要警戒選手は小柄な点取りだ。

イタリアとウルグアイの司令塔を張るロカテッリ(右)とベンタンクール(左)。どちらも日本にとっては大きな脅威となりそうだ。(C)Getty Images

 3月15日のU-20ワールドカップ組分け抽選会で日本は、イタリア、ウルグアイ、南アフリカと同じグループDに入った。
 
 5月20日~6月11日に韓国で開催される同大会には24か国が出場。決勝トーナメントに進出するのは16チームで、A~Fの各組1位と2位が無条件で勝ち抜け、各組3位の6チームのうち成績上位の4チームも16強入りとなる。
 
 5大会ぶりの出場となる日本は、厳しいグループに組み込まれたと言えるだろう。予選を兼ねていたU-20アフリカ選手権で4位となり、ぎりぎりで本大会出場を果たした南アフリカはともかく、欧州2位のイタリアと南米王者のウルグアイは明らかに格上だ。イタリア、ウルグアイともにワールドカップ優勝歴を持ついわゆる伝統国で、国際大会での実績も日本とは比較にならない。
 
 ここでは、日本の前に立ちはだかるライバル3チームの要警戒選手を一足早く紹介したい。この選手たちを攻略しないかぎり、日本のグループステージ突破は難しいだろう。まずは初戦で当たる南アフリカからだ。
【南アフリカの要警戒選手】
●ルーサー・シン(FW/ブラガ所属)
 もっとも警戒すべきは、U-20アフリカ選手権で大会得点王に輝いたルーサー・シンだろう。
 
 171センチ・60キロと小柄ながら、豊かなスピードを持ち、みずからドリブルで持ち込んで左右どちらの足からでも強烈で正確なシュートを放つ。直接フリーキックも武器としており、U-20アフリカ選手権の初戦ではそのフリーキックでの先制ゴールを皮切りに、ハットトリックを記録した。
 
 スウェーデン2部のGAISイェーテボリで経験を積み、今年1月にポルトガル第4のクラブ、ブラガに引き抜かれた俊英だ。

次ページ南米王者ウルグアイはまさにタレントの宝庫だ。

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