【J1採点&寸評】甲府×大宮|圧巻の守備で零封に貢献したボランチをMOMに。ブーイング浴びた大宮は危機的状況

2017年03月19日 大島和人

甲府――攻守に効果的なパフォーマンスを見せた中盤を高評価。

【警告】甲府=新井(22分)、阿部(30分)、小椋(88分) 大宮=横谷(8分)、茨田(18分)、D・ムルジャ(66分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】小椋祥平(甲府)

J1リーグ・4節]甲府1-0大宮/3月18日(土)/中銀スタ
 
【チーム採点・寸評】
甲府6.5
個のミスはあったものの、組織として崩された場面は皆無。攻撃面もエデル・リマ、阿部の起用で崩しのバリエーションが増えた。
 
【甲府|選手採点】
GK
23 大生 6.5
GK2名の負傷による控え不在にも自然体でプレー。広い守備範囲と安定した捕球が光った。
 
DF
8 新井涼平 5.5
12分、21分と江坂に入れ替わられる危険なミスあり。ただ前線に付けるクサビのパスは高質だった。
 
4 山本英臣 6.5
無失点の功労者。5バックのうち2人が今季初先発という中で、統率力とカバーリングは水際立っていた。
 
6 エデル・リマ 6
怪我明け、しかもナビスコから中2日という状況で先発。独特の間合いで相手ボールを奪い取っていた。
 
16 松橋 優 6(90分OUT)
阿部とエデル・リマの加入で左利きの選手からのサイドチェンジが増加。彼の飛び出しが引き出されていた。
 
27 阿部翔平 6(83分OUT)
球際の強さ、正確で狙いのいい配球が光った。ただし後半は疲れからか勿体ないパスミスも。
 
MF
15 兵働昭弘 6
スペースをしっかり埋めつつ、相手DFの外や裏を効率よく突いていた。またセットプレーではその左足が武器に。
 
40 小椋祥平 7
開始2分に際どいミドルを放つなどよく攻めに絡み、守備も前に踏み込んでボールを刈る積極性。
 
14 田中佑昌 6.5
堀米や阿部との関係もよく、いい使われ方をしていた。2列目からの飛び出しで大宮DFを苦しめた。
 

次ページ起点となった堀米、失敗を繰り返さなかったウイルソン。

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