【川崎】沖縄2次キャンプを打ち上げ。ふたりのキーマンが語った手応えとは?

2017年02月09日 本田健介(サッカーダイジェスト)

小林は新キャプテンとして試行錯誤を続ける。

ミニゲームではチームメイトと笑顔を見せた小林。新たなリーダーとして様々なことを吸収しているようだ。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

 2月9日、川崎は沖縄での2次キャンプを打ち上げた。最終日は強烈な雨と風が降り注ぐあいにくの天候。前日にトレーニングマッチの水戸戦を戦った選手たちは、グラウンドに隣接する体育館でリカバリーを行なった。
 
 ランニングやストレッチの後には、4チームに分かれてのミニゲーム。選手たちはリラックスしながらも時には真剣な表情を見せた。
 
 トレーニング後には、今季からキャプテンに就任した小林が、沖縄キャンプの総括をしてくれた。
 
「個人的には怪我もなくコンディションも上がっていったので、良いキャンプになりました。ただ、チームとしてはまだまだ詰めなくてはいけないところがあります。すごく上手くいっているかと言われればそうでもないですが、あと2週間で修正はできると思うので、帰ってからしっかりコミュニケーションを取ってやっていきたいです」
 
 冷静にそう語ってくれた一方で、リーダーとしての役割にはやや苦戦しているようだ。
 
「もっと練習から厳しく言わないといけないとは思いましたね。自分が嫌われても良いからもっと強く、ピリッとしていない時はもっとやれと言わなくてはいけないし、そういうことを気付けたので、帰ってからやっていきたいと思います。難しさというか、初めてのことなのでどうしていいか分からない部分はありました。でも、もっと強く言って良いと早く気付けたので、そこはプラスでした」
 
 また家長昭博、阿部浩之ら新戦力との連係向上も今後の課題に挙げる。
 
「フロンターレのサッカーを長くやっている選手と、入ってきた選手とでは考え方や、"サッカーの目"が違うのでしょうがない部分はあります。でも、そこをしっかり合わせていかないと、なかなか川崎らしい攻撃はできないです。昨日(水戸戦)は何度か良いシーンがあったので、そこをミーティングなどで確認して、川崎らしさを分かってもらえれば、もっと良い形は増えると思います」

次ページ鬼木監督は「自分が思っている感じで進んでいる」と自信を覗かせる。

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