【現地1月25日の主な移籍】エブラがマルセイユ、グエデスがパリSGへ! 柴崎のラス・パルマス移籍も加速へ

2017年01月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

エブラは11年ぶりにリーグ・アンへ帰還。

パトリス・エブラ(ユベントス→マルセイユ)。(C)Getty Images

■パトリス・エブラ
・35歳/DF/フランス代表
・ユベントス→マルセイユ(完全移籍)
・移籍金;不明
 百戦錬磨の左SB/WBだが、今シーズンはアレックス・サンドロの後塵を拝して控えに降格。今冬は古巣マンチェスター・Uをはじめ、クリスタル・パレス、バレンシアなどが移籍先候補に挙がったが、結局はマルセイユと1年半契約を結んだ。2006年1月にモナコを退団して以来、11年ぶりのリーグ・アン復帰だ。昨年10月にリュディ・ガルシア新監督を招聘したマルセイユは、右SBこそ酒井宏樹で固定しているが、左SBはレギュラー格のアンリ・ベディモが怪我に倒れ、ドーリア、カリム・レキク、トマシュ・ヒュボチャンなどCBを回して凌いできた。エブラはレギュラーとして期待される。
 
■ゴンザロ・グエデス
・20歳/FW/ポルトガル代表
・ベンフィカ→パリSG(完全移籍)
・移籍金:3000万ユーロ(約36億円)
 ドリブル、パス、シュートのすべてが高次元で、母国では「新しいクリスチアーノ・ロナウド」とも謳われる逸材だ。アーセナルやモナコ、そしてマンチェスター・Uが獲得に向けて動き出し、一部ではマンチェスター・U合意説も出ていたが、代理人ジョルジュ・メンデスにパリSGのパトリック・クライファート強化担当が急接近。3000万ユーロ+ボーナス700万ユーロ+次回売却時のベンフィカへのインセンティブ払いという好条件で一気に強奪した。5連覇中のリーグ・アンでここまで3位と調子の上がらないパリSGは、夏に内定していたジオバニ・ロ・チェルソ(ロサリオ・セントラルから)のみならず、ドイツの天才ユリアン・ドラクスラー(ヴォルフスブルクから)、そしてグエデスとアタッカーを乱獲し、後半戦に向けて鼻息が荒い。
 
 ■マウロ・サラテ
・30歳/FW/アルゼンチン国籍
・フィオレンティーナ→ワトフォード(完全移籍)
・移籍金:275万ユーロ(約3億3000万円)
 超絶技巧で違いを作る天才肌のアタッカー。昨シーズンはウェストハムから途中加入したフィオレンティーナで主戦を張るも、今シーズンは控えに甘んじて退団を模索。前線強化を目論むワトフォードへ完全移籍し、1年でプレミアリーグ帰還を果たした。流離いの問題児は、プロキャリアですでに延べ11クラブ目となる。なお、ワトフォードはミランのFWエムバイ・ニアングの獲得交渉も実質的にまとめ上げ、正式発表待ちの段階だ。

次ページアラウホのギリシャ移籍で柴崎のラス・パルマス行きが加速へ

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事