【セルジオ越後】イベント盛りだくさんの2017年。全カテゴリーでシビアに結果を求めたい

2017年01月24日 サッカーダイジェスト編集部

世代別代表にはA代表に選手を供給する面でも結果を残しほしい。

ロシア・ワールドカップを目指す日本代表にとって2017年は勝負の年に。中東での3試合を乗り越えたい。(C)SOCCER DIGEST

 年が明けてもうすぐ1か月が経つけど、2017年のサッカーカレンダーを見ると、興味深いイベントが目白押しだ。日本代表はロシア・ワールドカップに出場できるかが決まるアジア最終予選の残り5戦に臨む。ただ、アウェー、それも中東での3試合が残っているだけに、苦しい戦いが予想されるね。
 
 また、世代別代表が出場するU-20ワールドカップ(5月~6月に韓国で開催)と、U-17ワールドカップ(10月にインドで開催)にも注目したい。ここ数年は出場を逃してきた大会なだけに、1試合でも多くこなせるよう頑張ってもらいたいよ。
 
 ただ、ロシア・ワールドカップを含めて、世界大会に"出場するだけ"ではなんの意味もないことも理解してもらいたい。最近、ワールドカップはお祭りのように見られがちで、悲惨な結果に終わっても、温かく迎えられることが多いよね。でも周囲もシビアな目を持って、監督や選手に具体的な結果を求めないと日本サッカーは発展しないよ。
 
 それに世代別代表の世界大会で上位進出することも重要だけど、同時にA代表にひとりでも多くの人材を送り込めるよう、大会を通じて選手を育てることも大切なテーマだ。話題性のある若手が少ないだけに、指導者たちには育成という観点でも"結果"を残してもらいたい。

次ページ海外組は正念場を迎えそうだ。

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