マンUが欧州王者を抑えて12年ぶりに長者番付トップに返り咲く

2017年01月20日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

R・マドリーの12連覇を阻んだマンチェスター・U。

トップ返り咲きを果たしたマンチェスター・Uだが、CLに参戦しない今シーズンは、この位置を維持するのが難しいとの予測も。(C)Getty Images

 世界的な監査法人のデロイトが、サッカークラブの財政状況をまとめた毎年恒例の長者番付「フットボール・マネーリーグ」の2015-16シーズン版を発表した。

 1位は、過去最高の6億8900万ユーロ(約826億8000万円)という驚異的な収益を上げたマンチェスター・ユナイテッド。昨シーズンのチャンピオンズ・リーグ王者レアル・マドリーの12連覇を阻み、トップの座を奪い返した。

 昨シーズンはプレミアリーグで5位と精彩を欠いたマンチェスター・Uがトップに返り咲いたのは、高額の放映権料やコマーシャル収入、安定したチケット収入を得られたから。CL参戦や企業との新たなパートナーシップの締結も増収に繋がったとデロイトは分析する。

 2位はバルセロナで、宿敵マドリーより10万ユーロ上回る6億2020万ユーロ(約744億2400万円)。スペインの両雄はいずれもマンチェスター・Uに大差をつけられたものの、初めて6億ユーロの大台を突破している。

 初のトップ5入りを果たしたのが5億2490万ユーロ(約630億円)のマンチェスター・シティ。CLでのベスト4進出が大きかったようだ。

 20位にランクインしたレスターは、奇跡の初優勝を飾ったプレミアリーグでの快進撃の効果が絶大だった。プレミア20チームへの均等の分配金に加え、放映試合数と最終順位に応じて分配される放映権収入などの増収もあり、前年より約25パーセント多い1億7210万ユーロ(約206億5200万円)を稼ぎ出している。

 なおトップ20の合計収益は、昨シーズンから12パーセント増の74億ユーロ(約8880億円)だった。

◇2015-16シーズンのトップ20の収益(単位は100万ユーロ)
1位 マンチェスター・U 689
2位 バルセロナ 620.2
3位 レアル・マドリー 620.1
4位 バイエルン 592
5位 マンチェスター・C 524.9
6位 パリSG 520.9
7位 アーセナル 468.5
8位 チェルシー 447.4
9位 リバプール 403.8
10位 ユベントス 341.1
11位 ドルトムント 283.9
12位 トッテナム 279.7
13位 アトレティコ・マドリー 228.6
14位 シャルケ 224.5
15位 ローマ 218.2
16位 ミラン 214.7
17位 ゼニト 196.5
18位 ウェストハム 192.3
19位 インテル 179.2
20位 レスター 172.1
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