連続無敗記録が途絶えたR・マドリーがまさかの「連敗」

2017年01月19日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

伏兵セルタに不覚。コパ・デル・レイ初登場のC・ロナウドも不発に

コパ・デル・レイ初出場となったC・ロナウドは、90分を通じてほとんど見せ場を作れず。(C)Getty Images

 R・マドリーが、また負けた。
 
 しかも今度は、ホームのサンチャゴ・ベルナベウで、だ。

 リーガ・エスパニョーラ18節でセビージャに敗れ、連続無敗記録が「40」で止まったばかりのR・マドリーは18日、セルタとのコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)準々決勝第1レグを戦った。

 ジネディーヌ・ジダン監督はこの試合、これまでコパでは温存してきたC・ロナウドを初招集。過去9回の対戦で大量17ゴールを奪うなど、セルタとの相性がいいエースをCFのポジションに配し、本拠地のファンの前での勝利を狙った。

 しかし、自慢の攻撃陣はセルタの素早いプレスに苦しみ、まったく噛み合わない。

 65分にカウンターからセルタのイアゴ・アスパスに先制点を許すと、4分後にマルセロの豪快なボレーで同点に追いつきながらも、そのわずか58秒後にミスから失点するという体たらく――。

 ジダン監督は終盤、サイドバックのダニーロに代えてFWのカリム・ベンゼマを投入し、バランスを度外視して1点を奪いにいったが、そのベンゼマはゴール正面からの"5メートル弾"をクロスバーの上に撃ち上げるという信じ難いミスを犯す。

 数々の奇跡を起こしてきたセルヒオ・ラモス中心のパワープレーも、この日は不発。すべてがチグハグだったR・マドリーは、大事なホームでの初戦を1-2で落としてしまった。

 R・マドリーが準決勝に進出するには、敵地バライードスで開催される第2レグ(現地時間1月25日)で2点差以上の勝利、または3ゴール以上を奪っての勝利が不可欠となる。

 直近の3試合は1分け2敗と勝利がなく、右足の怪我で欠場中のガレス・ベイルは、復帰時期が3月以降にずれ込みそうな情勢。早期にチームを立て直せなければ、このままズルズルと負けが込む危険性も否定できない。

文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
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