ラームがバイエルンのSDに!? 引退を早めて来夏の就任も

2016年12月02日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

会長も社長もラームのSD就任を示唆。

18年6月でバイエルンとの契約を満了するラーム。引退後はフロント入りが有力視されているが、本人は明言を避けている。(C)Getty Images

 バイエルンのスポーツディレクター(SD)は、脳の血行障害を理由にマティアス・ザマーが辞任した2016年7月以来、空位のままになっている。ここにきてその有力な後任候補に浮上しているのが、現主将のフィリップ・ラームだ。
 
 ラームは以前から「(バイエルンとの現行契約が満了する)18年6月にキャリアを終える」と公言していたが、33歳の誕生日を迎えた11月に「契約を全うするかはわからない」と今シーズン限りで引退する可能性を示唆。その発言を受けて、来夏のSD就任を匂わせたのがカール=ハインツ・ルムメニゲ代表取締役社長だ。
 
「(ラームのSD就任は)十分に想像できるね。彼は素晴らしい選手で、素晴らしいキャプテンだ。ピッチ外での振る舞いもパーフェクトだ」
 
 脱税罪による服役生活(1年9か月)を終え、先日バイエルンの会長に再任されたウリ・ヘーネスも、「新しいスポーツディレクターの候補には、いまバイエルンでプレーしている選手の名前もある」とコメントしている。
 
 一方、『ビルト』紙は「バイエルンがボルシアMGでSDを務めるマックス・エベールの引き抜きを画策している」と報道。エベールはグラニト・ジャカ(現アーセナル)らの獲得を手掛けた敏腕で、ボルシアMGとは2020年までの契約を結んでいるが、現役時代にプロデビューを飾ったバイエルンに対する思い入れは強く、古巣からオファーが舞い込めば応じる可能性は低くない。
 
 また同紙によれば、バイエルンの首脳陣はラームとエベールの二頭体制も視野に入れているという。

 はたして、「ラームSD」は誕生するのか?
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