【FC東京】駒野と榎本のベテラン組が契約満了。若返りへの布石か

2016年11月22日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

駒野、榎本と契約を満了する一方で…。

FC東京のトップチームで出番に恵まれなかった駒野は、わずか1年で退団。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

 11月22日、FC東京がGKの榎本達也(37歳)、DFの駒野友一(33歳)との契約満了を発表した。前者はFC東京U-23の一員として今季のJ3で7試合に出場、後者は今季のFC東京で1試合、FC東京U-23で4試合、レンタル先の福岡で12試合(1得点)に出場していた。

 榎本のコメントは以下のとおり。

「2年間という短い間でしたが、クラブ関係者、チームスタッフ、チームメイト、ファン・サポーター、FC東京にかかわるみなさんに心から感謝しています。ひとつ心残りがあるとすれば、リーグ優勝を果たせなかったことです。これからもFC東京の発展を陰ながら応援していますし、このクラブでの経験をこれからの人生に活かしていきたいと思います。まだ天皇杯がありますので、引き続き応援よろしくお願いします」

 また駒野もこうコメントしている。

「半年間という短い間でしたが、ありがとうございました。怪我ばかりでチームに迷惑を掛けてしまい、本当に残念で悔しい思いでいっぱいです。それでも、この経験を次に活かせるように、これからもしっかりと頑張りたいと思います。半年間、本当にありがとうございました」

 このベテランふたりが退団する一方で、来季に向けてFC東京U-18からGKの波多野豪、DFの岡崎慎、MFの鈴木喜丈が昇格、また青森山田高からGKの廣末陸、法政大からDFの山田将之の加入が内定している。下部組織からこれだけの人数をトップチームに昇格させるのは近年は珍しい。もしかすると、来季は若返りが一気に進むかもしれない。
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