【J2採点&寸評】町田×松本|町田は攻撃陣が躍動。松本は痛すぎる敗戦で3位に転落

2016年11月12日 多田哲平(サッカーダイジェスト)

町田――ドリブラーの谷澤が2ゴールに絡む活躍。

【警告】町田=畠中(37分)、松本(48分)、森村(87分)、谷澤(89分) 松本=後藤(43分)、石原(78分)、三島(88分)、岩間(90+1分)、當間(90+2分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】中島裕希(町田)

[J2・41節] 町田2-1松本/11月12日(土)/町田
 
【チーム採点・寸評】
町田 6.5
マークを徹底しセットプレーを撥ね返すと、カウンターから得点を重ね、優位に試合を進めた。後半に1点を失うも、自動昇格を争うチームを相手に、少ないチャンスをしっかりモノにする決定力と、我慢強い守備を見せた。
 
【町田|採点・寸評】
GK
21 髙原寿康 6
キックが乱れる場面も見られたが、集中を切らさずに試合を終えた。後半に訪れたピンチも落ち着いてセーブし、リードを守り切った。
 
DF
3 畠中槙之輔 6(69分OUT)
後半は石原のスピードに苦戦。一瞬の隙を突かれ、失点を許した。しかし前半は、C・ヨンアピンとのコンビで堅固な壁を築き、ロングボールを撥ね返し続けていた。
 
10 土岐田洸平 6
28分のミドルシュートは惜しくもクロスバーに阻まれる。しかし攻守のバランスをとりながら、機を見た攻撃参加で、厚みのあるサイドアタックを生んでいた。
 
19 松本怜大 6
谷澤とのコンビでサイドを突破し、チャンスを創出。さらには強烈なシュートでゴールを狙うシーンも見られた。ただ後半は、相手に押し込まれ攻撃に出る機会を制限された。
 
37 カルフィン・ヨンアピン 6.5
高崎とのデュエルは見応えがあった。後半開始早々には、スライディングで石原の突破をストップ。気迫のこもったディフェンスでチームを救った。
 
MF
6 李 漢宰 6.5
中盤の下がり目に位置し、全体のバランスをとりながら、森村や両SBの積極的な攻撃参加をサポートした。ビルドアップでも素早くパスを散らし、攻撃にリズムをもたらしていた。
 
8 谷澤達也 7
切れ味鋭いドリブル突破と、長距離クロスで絶好機を演出。出足の早いプレスで守備でも貢献するなど、特大のプレゼンスを発揮していた。
 
29 森村昂太 6
広範囲に顔を出しボールを呼び込み、積極的に攻撃に絡んだ。こぼれ球への反応も良く、李とともに中盤でポゼッションを高めた。
 
39 重松健太郎 6(72分OUT)
ボールを受ける位置が低く、決定的な仕事はできなかった。しかし、テクニカルなドリブルでボールをキープしながら、攻撃に厚みを加えていた。

次ページ町田――スピード溢れる2トップが躍動。

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