アーセナルを「魔の11月」が再び襲う!? サンチェスに続きベジェリンも…

2016年11月09日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

サンチェスが練習中にふくらはぎを負傷。

サンチェス(左)はふくらはぎを負傷し、ベジェリン(右)はコンディション不良で離脱。ともにアーセナルにとっては重要戦力だけに状態が気がかりだ。 (C)Getty Images

 好調を維持するアーセナルに、なんとも嫌なニュースが舞い込んだ。
 
 ロシア・ワールドカップ南米予選のコロンビア戦(11月10日)とウルグアイ戦(11月15日)に向けたチリ代表のメンバーに選出されていたアレクシス・サンチェスが、代表でのトレーニング中にふくらはぎの筋肉を痛めて離脱したのだ。
 
 さほど重くはないと報じられているが、アウェーのコロンビア戦は出場を断念。サンティアゴでウルグアイを迎え撃つ15日のゲームとそれ以降の見通しについては、精密検査の結果で判断されるようだ。
 
 さらに、追い打ちをかけるように届けられたのが、スペインU-21代表のメンバーに選ばれていたエクトル・ベジェリン離脱の一報だ。詳細は不明ながら、『AS』紙によればコンディション不良により8日のトレーニングに参加できなかったという。
 
 過去20年を振り返ると、アーセナルにとって11月は最も勝率が低い鬼門の月で、怪我人の多さがその一因だった。それだけに、アーセン・ヴェンゲル監督も気が気でないだろう。

 とくにチームの大黒柱であり、ここまで11試合で6得点・3アシストと爆発しているサンチェスは、代えの利かない重要な得点源だけに心配だ。
 
 南米予選の2連戦が終わった後は、11月19日にプレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド戦、23日にはチャンピオンズ・リーグのパリ・サンジェルマン戦が控えている。
 
 再び「魔の11月」に取り込まれてしまうのか――。13年ぶりのプレミアリーグ制覇に向けて、踏ん張りどころだ。

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