”移籍金ゼロ”の齋藤学に川崎からオファー?本人は欧州行きを強く希望か

2016年11月01日 サッカーダイジェスト編集部

横浜愛は変わらないとはいえ…。

Jリーグで圧倒的な存在感を放つ齋藤。ロシアW杯行きを実現するためにも、本人は欧州移籍を望んでいるようだ。写真:田中研治(サッカーダイジェスト写真部)

 今年の夏も欧州移籍が噂されたが、結局は動かなかった。興味を示すクラブがなかったわけではない。しかし「違約金の発生」や「国際舞台でのアピール不足」がネックとなり、具体的な話に発展しなかったのかもしれない。
 
 ただ、移籍への障壁となっていた上記2点は、多少なりとも緩和されたはず。今年は複数年契約の最終年であり、延長しなければ〝ゼロ円〞で移籍できる。また、試合には絡めなかったものの、10月のワールドカップ予選に招集され、日本代表の肩書を得ているのも好材料のひとつだろう。
 
 今季はJリーグで圧巻の存在感を示しており、本人も選手として次のステップに進みたいと考えていてもおかしくない。ヨーロッパに活躍の場を移し、そこでアピールできれば、欧州組を重用する傾向にあるハリルホジッチ監督の目にも留まりやすくなり、代表定着も夢ではなくなるか。

 一方、正式オファーを出したと言われる川崎行きの可能性もゼロではない。本人が川崎市出身とあって、選択肢のひとつに入れていたとしても、おかしくはないだろう。
 
 強い〝横浜愛〞は変わらないとはいえ、26歳という年齢を考慮すると、これがラストチャンス。魅力的なオファーが届けば……。その動向に注目だ。
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