【J1採点&寸評】川崎×広島|途中出場の森谷が大仕事! 追加点の中村も勝利に貢献

2016年10月22日 本田健介(サッカーダイジェスト)

川崎――中村はロスタイムにトドメの一発を決める。

【警告】川崎=エウシーニョ(69分) 広島=なし
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】森谷賢太郎(川崎)

[J1第2ステージ15節]川崎2-0広島/10月22日/等々力
 
【チーム採点・寸評】
川崎 6
広島の激しいプレスの前に前半は苦戦。いくつかの決定的なピンチを決められていれば、勝点を落としていたはず。それでも後半は盛り返し、きっちり勝点3を掴んだ点は大きな収穫だ。
 
【川崎|採点・寸評】 
GK
30 新井章太 6
序盤はDFへのショートパスを狙われてピンチを招いた。その後はロングキックに切り替えるも精度はイマイチ。ただ、6分には柴﨑との1対1を阻み、後半にも的確なセービングを見せた。
 
DF
18 エウシーニョ 6
前半は守備に忙殺される時間が長く、オーバーラップの回数は限られた。それでもPA内に走り込んでボールを受けるなど、危険な動きを徐々に見せるようになると、55分には相手最終ラインの裏へ抜け決定機を迎えた。
 
5 谷口彰悟 6.5
通常の左ストッパーではなく、3バックの中央に入り最終ラインをコントロール。皆川との空中戦にも負けず、カバーリングで周囲をフォロー。8戦ぶりの完封に貢献した。
 
23 エドゥアルド 6
A・ロペスとの攻防を繰り広げる。素早い動きについていけないシーンもあったが、PA内では身体を張ってシュートをブロック。ゴールは与えなかった。後半には積極的にミドルを狙った。
 
20 車屋紳太郎 5.5
ミキッチと対面した前半は攻撃になかなか絡めず。一方でチームの重心が前にかかった後半は果敢に仕掛け、クロスを供給した。
   
MF
21 エドゥアルド・ネット 5.5
試合立ち上がりから広島のプレスの標的となり、苦しいプレーを強いられた。大島、中村との距離が近くなった前半終わり頃からようやく落ち着きを取り戻した。
 
14 中村憲剛 7
スタートはトップ下でプレー。22分には自陣ゴール前でボールを奪われて決定機を作られたが、途中からはボランチに入ってチームを操った。90+5分にはカウンターから長い距離を走り、冷静に追加点をゲット。

10 大島僚太 6(72分OUT)
序盤は相手の激しいプレッシャーを受け、ボールキープもままならなかった。ただ、少しずつ盛り返し、相手のバイタルエリアに侵入。中村に代わってトップ下に入ってからは、52分には強烈なミドルを放つなどゴールに迫った。
 
6 田坂祐介 6
力強いチャージでボールを回収し、機を見て攻撃に参加した。前に位置した小林、エウシーニョとの連係も良好だった。

次ページ川崎――エース・大久保は存在感を放てず。

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事