【日本代表】笑顔なしの長谷部。「勝点3を獲りたかった。次戦の勝利はマスト」

2016年10月11日 サッカーダイジェスト編集部

「先制点は狙い通りだった」。

ボランチとして奮闘した長谷部。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

[ロシアワールドカップ・アジア最終予選]オーストラリア 1–1 日本/10月11日/ドッグランズスタジアム
 
 アウェーのオーストラリア戦は、1-1の引き分け。原口のゴールで先制しながら、後半にPKで追いつかれて敵地で勝点3を獲得することはできなかった。試合後、キャプテンの長谷部はこの激闘を次のように振り返った。
 
「試合開始から自分たちのやろうとしていたサッカーがハマったと、前半は特にそう思いましたが、後半、奪った後のカウンターの部分でもう少し精度を上げないとずっと押し込まれる時間帯が続いてしまう。ただ、勝点1を獲ったので、これをワールドカップ出場につなげるようにやっていきたいと思います」
 
 オーストラリア戦は本田をCFで起用するなど"珍しい選手配置"で試合に臨んだ。それでも、長谷部に戸惑いのようなものはなかった。
 
「怪我人などもいましたから。このワールドカップ予選が総力戦というのは分かっていましたから、そして誰かに代わりに出るのではなくて、今日出た選手をみんな信頼していますから、自信を持ってピッチに立ちました」
 
 本田のポストプレーから左サイドの原口が決めた先制点は、"CF本田"の特長を生かしたゴールだった。この得点については、長谷部は「狙い通りだった」という。
 
「あれは狙い通り。ああいう形をもう少し試合で出したかった」
 
 ただ、コメントする長谷部に笑顔はない。やはり、勝点2を失ったという感覚のほうが強いのだろう。
 
「個人的な感想としては、勝点3を獲りたかった。PKの判定は厳しかったですけど、試合運びをもう少し上手くできただろうという意味で悔しい気持ちはあります」
 
 次戦の最終予選は11月15日のサウジアラビア戦だ。今予選の折り返しとなるそのホームゲームで「勝点3はマスト」だという。
 
「次の試合で折り返しになるので、しっかり勝って勝点10に乗せるのが大事なこと。これから先の戦いを考えても勝点3はマストだと思います」

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