リーガ3節で早くも黒星のバルサ…しかし過去を見ると良い予感も!?

2016年09月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

早期で初黒星を喫した10-11、08-09、05-06シーズンの共通点は?

アラベスに足元をすくわれたバルサ。怪我人が多かったのはもちろんだが、慢心があった感も否めない。 (C) Getty Images

 連勝で迎えたリーガ・エスパニョーラ3節、バルセロナはホーム、カンプ・ノウでアラベスに1-2で敗れ、早くも今シーズン最初の黒星を喫した。
 
 攻め続けながらもなかなかゴールを奪えないバルサは、39分にアウェーチームの先制を許し、後半開始から間もなくしてジェレミー・マテューのゴールで同点としたものの、64分にハビエル・マスチェラーノのミスを突かれ、決勝点を奪われた。
 
 ネイマールが数日の練習でスタメン出場し、新加入のGKヤスパー・シレッセンが初登場、リオネル・メッシ、ルイス・スアレス、アンドレス・イニエスタがベンチスタートと、チームとして完全な状態ではなかったとはいえ、この敗戦は明らかに失態と言えるものだった。
 
 ミスを犯したマスチェラーノは地元メディアから厳しく非難されるなど、それまでの良い雰囲気は消え、ルイス・エンリケ監督は「責任は全て自分にある」と反省の弁を述べている。早々の初黒星で、早くもライバルのレアル・マドリーに勝点3差をつけられた。
 
 もっとも、まだ先は長く、開幕戦では爆発的な攻撃力を見せたバルサだけに、ここから仕切り直して、今シーズンも熾烈な優勝争いを展開していくことだろう。
 
 ところで、バルサは過去のシーズン、何試合(節)目で初黒星を喫したのだろうか。今シーズンのように、開幕から間もないうちに土をつけられたシーズンはどれほどあったのだろうか。
 
 下に過去30シーズンの、初黒星を喫した節を記したが、直近では2010-11シーズン、2節でエルクレスに敗れている。このチーム、最終的には20チーム中19位で2部リーグ降格を喫しており、今回のアラベス戦同様、バルサにとっては足元をすくわれた一戦だった。
 
◎過去30シーズンのリーガ初黒星の試合
2015-16 5節セルタ(1-4)
2014-15 9節マドリー(1-3)
2013-14 15節ビルバオ(0-1)
2012-13 20節ソシエダ(2-3)
2011-12 14節ヘタフェ(0-1)
2010-11 2節エルクレス(0-2)
2009-10 22節A・マドリー(1-2)
2008-09 1節ヌマンシア(0-1)
2007-08 8節ビジャレアル(1-3)
2006-07 7節マドリー(0-2)
2005-06 3節A・マドリー(1-2)
2004-05 11節ベティス(1-2)
2003-04 6節バレンシア(0-1)
2002-03 4節ベティス(0-3)
2001-02 7節デポルティボ(1-2)
2000-01 2節ビルバオ(1-3)
1999-00 4節アラべス(1-2)
1998-99 9節オビエド(1-2)
1997-98 10節バジャドリー(1-2)
1996-97 14節ビルバオ(1-2)
1995-96 10節コンポステーラ(1-2)
1994-95 1節ヒホン(1-2)
1993-94 7節デポルティボ(0-1)
1992-93 7節デポルティボ(0-1)
1991-92 2節セビージャ(2-4)
1990-91 9節A・マドリー(1-2)
1989-90 1節バジャドリー(0-2)
1988-89 8節マドリー(2-3)
1987-88 2節セビージャ(1-2)
1986-87 10節ムルシア(0-1)

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