【日本2-0タイ|採点&寸評】先制点の原口がMOM! 1対1を止めた西川、攻守に奮闘した山口も高評価

2016年09月06日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

原口のゴールをアシストした酒井宏は、縦に抜ける力強さが光った。

【警告】日本=森重(28分)、西川(83分) タイ=プラキット(85・89分)
【退場】日本=なし タイ=プラキット(89分)
【MAN OF THE MATCH】原口元気(日本)

【日本代表・総評】
6.5
 時間の経過とともに主導権を握り、いくつもの決定機を築くなか、原口のヘディングシュートで均衡を破る。前半はその後も、自分たちがミスさえしなければ、危ない場面を作らせなかった。

 1点リードで迎えた後半も攻撃の手を緩めず、相手を押し込み、追加点を狙いに行く。2-0としたものの、5-0で勝ってもおかしくない試合だった。フィニッシュの精度、決め切る力が足りなかった一方、多くのチャンスを作れたのは今後に向けて好材料になる。

【W杯最終予選PHOTO】タイ 0-2 日本|原口、浅野のゴールで初白星!
 
【個人採点・寸評】
[GK]
12 西川周作 6.5
雨が降り、ピッチ状態は悪かったが、技術ミスはほとんどなし。最大の見せ場は70分。最終ラインの背後を抜け出した相手との1対1をビッグセーブ! 勝利に大きく貢献した。
 
[DF]
19 酒井宏樹 6.5
原口のゴールをお膳立てした以外でも、狙いすましたクロスでゴールチャンスを築く。右の酒井高と比べて、縦に抜ける力強さが光った。
 
22 吉田麻也 5.5
思い切ったミドルや、決まってもおしくないヘディングシュート2発など、この日は攻撃面で目立った。一方、走りながらのデュエルでは厳しさが足りない場面も。
 
6 森重真人 6
ボールへのクレームでイエローをくらったのは不運。スペースを見つければ、すかさず前に持ち運ぶビルドアップで攻撃を後押しした。
 
21 酒井高徳 6
周囲と連動した形で左サイドを攻略。もっとも、相手と対峙した際に何度もやり直すなど、やや時間をかけすぎたか。

次ページ先制点の原口は、酒井高の生かし方も上手かった。

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