【現地8月25日の主な移籍まとめ】ブラーボをきっかけに「GK玉突き移動」が勃発!

2016年08月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

ブラーボはグアルディオラを慕ってマンチェスター・Cへ。

クラウディオ・ブラーボ(バルセロナ→マンチェスター・C)

■クラウディオ・ブラーボ
・33歳/GK/チリ代表
・バルセロナ→マンチェスター・C(完全移籍)
・移籍金:1800万ユーロ(約21億6000円)+ボーナス200万ユーロ(約2億4000万円)
 マンチェスター・Cのジョゼップ・グアルディオラ新監督は今夏、自身のポゼッションサッカーを実現するためにビルドアップ能力の高いGKをフロントに要求。マルク=アンドレ・テア・シュテーゲンには振られたが、同じくバルセロナでポジションを争っていたチリ代表の正守護神の引き抜きに成功した。2020年6月までの4年契約を結んだ本人は「素晴らしい2年間を過ごしたバルセロナを離れるのは難しい決断だった。でも、グアルディオラ監督と一緒に働く機会を断ることはできなかった」とコメントしている。なお、ブラーボ加入によってさらに序列が下がったジョー・ハートは、これでマンチェスター・C退団が決定的になったと見られる。
 

■ヤスパー・シレッセン
・27歳/GK/オランダ代表
・アヤックス→バルセロナ(完全移籍)
・移籍金:1300万ユーロ(約15億6000万円)+ボーナス200万ユーロ
 ブラーボの後釜として白羽の矢が立ち、CLプレーオフを戦った翌日にバルセロナに飛んでサインした。本人は「夢が叶った」と語る一方で、「あまりに急な酷い旅立ち」とコメントするなど、まさに急転直下のディールだったようだ。移籍金は1300万ユーロ+ボーナス200万ユーロで、契約は2021年6月。オランダ人GKらしいビルドアップ能力の高さはバルセロナのスタイルに打って付けで、テア・シュテーゲンとポジションを争うことになる。
 

■ティム・クルル
・28歳/GK/オランダ代表
・ニューカッスル→アヤックス(1年レンタル)
 ニューカッスルシが2部に降格も目立った引き抜きの噂はなかったが、シレッセンをバルセロナに売却したアヤックスがレンタルで獲得。 ADOの下部組織にいた2005年に17歳でイングランドに渡ったため、エールディビジでプレーするのは初となる。本人は「オーフェルマルス(アヤックスの強化担当)からSNSをもらったときはかなり興奮したよ。イングランドでの10年間の経験を活かして、チームに貢献したい」とコメントしている。

次ページ逸材のオリベルとベンタレブはレンタル移籍。

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