【J1採点&寸評】川崎×甲府|大久保が1ゴール・1アシスト、小林が7戦連続弾! 新加入のダヴィは一発退場で最低点

2016年08月06日

中村が通した小林へのパスは芸術的。エウシーニョの嗅覚も高く評価。

【警告】川崎=橋本(5分)、小林(72分)、板倉(90+1分) 甲府=福田(77分)
【退場】甲府=ダヴィ(85分)
【MAN OF THE MATCH】大久保嘉人(川崎)

【チーム採点・寸評】
川崎 6.5
序盤から主導権を握って一方的に押し込んだが、崩しの局面でミスが頻発して崩し切れない時間が続いた。それでも大久保の一撃で先制すると、後半は面白いように打開して計4ゴール。多彩な仕掛けで相手を翻弄し、力の差をまざまざと見せつけた。
 
甲府 4
5枚+4枚のブロックを形成して川崎の攻撃に備えるも、プレスポイントがあまりに低く、自由にエリア内への突破を許した。後半に入って運動量が落ち始めると組織が破綻。4失点は必然の流れだった。攻撃では、ドゥドゥの突破以外に打開策がなかった。

【川崎 4-0 甲府 PHOTO】大久保、小林、エウシーニョの4ゴールで川崎が勝利!

【川崎|採点・寸評】
GK
1 チョン・ソンリョン 6
ピンチらしいピンチはなく、後方からボールの動きを眺めるだけの時間が長く続いた。ミスと言えるのは、終盤にコントロールミスからCKを献上したプレーぐらい。
 
DF
18 エウシーニョ 6.5
思い切りの良い飛び出しで裏のスペースを突き、シュートチャンスに顔を出す嗅覚は真骨頂。80分には右サイドからエリア内に侵入し、トドメの4ゴール目を叩き込んだ。
 
DF 4 井川祐輔 6
ドゥドゥと激しく競り合ってファウルを取られる場面も。時間の経過とともに相手の特長を把握し、冷静な対応で突破を阻止した。
 
5 谷口彰悟 6
的確にスペースをカバーし、カウンターへの準備を怠らず。終盤はゴール前まで攻め込まれる場面もあったが、周囲と連動しながら防ぎ切った。
 
20 車屋紳太郎 6
序盤は高い位置を取って相手を牽制するも、上手くケアされて思うように突破できず。後半も攻撃的な姿勢を前面に押し出し、触ればゴールというパスを通した。
 
MF
21 エドゥアルド・ネット 6(80分OUT)
シンプルにボールを捌きながら、時に鋭い縦パスを通してリズムに変化をつけた。この日は前線との呼吸がいまひとつだったが、それでもビルドアップで貢献。
 
14 中村憲剛 6.5
エウシーニョへの絶妙なスルーパスを通したかと思えば、⒛分には大塚へのピンポイントパスで決定機を演出。さらに後半、小林への芸術的なパスでゴールを呼び込んだ。
 
27 大塚翔平 5.5(57分OUT)
中村からのパスに上手く抜け出し、ダイレクトでシュートを放つもポストに弾かれる。効果的な絡みは少なく、前半終了直後には大久保から身振り手振りで指示を受ける。
 
 

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