【J1採点&寸評】湘南×川崎|第1ステージに続きまたも打ち合いに。MOMは1得点・1アシストの車屋。

2016年07月31日 多田哲平(サッカーダイジェスト)

湘南――車屋に突破を許した藤田は、この試合の最低点。

【警告】湘南=菊池(15分)、A・バイア(52分)、ウェズレー(85分)、石川(87分) 川崎=なし
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】車屋紳太郎(川崎)

[J1第2ステージ6節]湘南2-3川崎/7月30日/Shonan BMWスタジアム平塚]
 
【チーム採点・寸評】
湘南 5.5
前半は一気に駆け上がる全員攻撃はほとんど見られず、防戦一方の展開が続いた。交代策で息を吹き返した後半途中からは、迫力のある攻撃で追撃。しかし3失点は重く、ドローには持ち込めなかった。
 
【湘南|採点・寸評】
GK
1 村山智彦 5.5
先制点を許した場面は、シュートに触れていただけに止めたかった。DF陣の不出来もあったが、3失点以外にも危険なシーンが見られるなど、自身も安定感を失っていた。
 
DF
4 アンドレ・バイア 6
大久保にピッタリと張り付き、マンマーク。相手のエースの自由を奪ってはいたが、一瞬の隙を突かれた。攻撃では78分のFKのヘディングを外したのが悔やまれるが、終了間際に似た形から追加点を叩き込んだ点を高く評価。
 
6 三竿雄斗 6
小林の裏への抜け出しにうまく対応していた。攻守のバランスも良く、エウシーニョの攻め上がりも制御していた。
 
36 岡本拓也 5
ビルドアップ時にはポジショニングが悪く、リズムを崩していた。藤田のカバーも遅れる場面が見られ、低調な出来だった。
 
MF
10 菊池大介 5.5
素早い切り替えで相手のサイドチェンジをしばしば撥ね返した。ただ守備に重きを置いていた分、シュートを打つ位置が遠く、攻撃では脅威になれなかった。
 
14 藤田征也 4.5(61分OUT)
GKの前に落とす速いクロスは効果的だった。しかし守備では車屋のスピードについていけず、突破を許し2失点に関与した点で大きく評価を下げた。
 
16 石川俊輝 5.5
ミドルシュートで果敢にゴールを狙うも、枠を捉えられず。またディフェンス時には目まぐるしくポジションを変える川崎の中盤に困惑していた。
 
22 下田北斗 6
広い視野を活かして、ロングパスで局面を変えた。さらに鋭いプレースキックでチャンスを度々作っていた点は評価に値する。

次ページ湘南――途中交代の3人が流れを変えるも……。

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