６月28日の横浜FC戦（FC東京が２−１と勝利）を最後にヨーロッパへ新天地を求めるのが、GKの野澤大志ブランドンだ。24年アジアカップのメンバーに選ばれるなど日本代表招集歴もある22歳の守護神は、完全移籍でベルギーのロイヤル・アントワープに加入する。

　GKでの欧州移籍は本人曰く「日本人選手だと簡単じゃない」。まだ「力不足」と自己評価する野澤だが、新たなチャレンジに"ワクワク"している。「期待と不安はどちらが大きいですか？」との質問に「期待が100。いや、期待が99で不安が１」と答えているように、大きな希望を抱いているのだ。
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「ヨーロッパってきっと楽しいだろうと。質も強度も高くて、日本人とは違う価値観をそこにはあって、楽しいかなと」

　加えて、野澤は「成功というよりはひとりの人間として成長したい。大きく、深く成長したい」と考えている。ちなみに、すでにヨーロッパで活躍している鈴木彩艶（現パルマ）とはまだ「連絡していない」。いずれ「向こうで会うことはあると思います」とも話している。

　ここから急成長を遂げ、日本代表へのカムバックを果たすか。明るい未来を信じて、野澤は大きな一歩を踏み出す。

取材・文●白鳥和洋（サッカーダイジェストTV編集長）

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