【J1採点&寸評】鳥栖×名古屋|鳥栖の猛攻は実らずドロー決着。MOMは黒子役として働いた福田

2016年07月17日 本田健介(サッカーダイジェスト)

鳥栖――高橋&福田が中盤で躍動。

【警告】鳥栖=谷口(69分) 名古屋=磯村(11分)、シモビッチ(90+1分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】福田晃斗(鳥栖)

[J1第2ステージ4節]鳥栖0-0名古屋/7月17日/ベアスタ

【鳥栖 0-0 名古屋PHOTO】鳥栖の終盤の猛攻も実らず。名古屋は12戦連続白星なし

【チーム採点・寸評】
鳥栖 5.5
名古屋の低調な出来を考えれば、勝たなくてはいけない試合だった。それでもここ数試合の好調さを維持し、相手を攻め立てた点は評価したい。
 
【鳥栖|選手採点】
GK
33 林 彰洋 6
枠内に飛んで来たシュートは限られ、危なげないプレーを続けた。後半はクロスの処理が多かったが、安定していた。

DF
8 藤田優人 6
永井のスピードにはやや苦戦したが、守備ではまずまずの出来。60分には豊田に好クロスを送り決定機を演出した。
 
5 キム・ミンヒョク 6
シモビッチの高さには勝てずも、身体をしっかりぶつけてプレッシャーをかけた。90分間を通じ、落ち着いていた。

29 谷口博之 6
名古屋の拙い攻めにも助けられ、仕事量は多くなかった。終盤の相手のスクランブル攻撃も身体を張って撥ね返した。

23 吉田 豊 6
守備的だった古林、矢野のプレーにも負けず、果敢に攻め上がり攻撃陣をフォローした。ニアサイドに低く速いボールを入れるなど、クロスに工夫も見られた。

MF
10 キム・ミヌ 6.5
攻撃の潤滑用となり、サイドに上手くボールを散らした。66分には鎌田にプレゼントパスを通すもゴールにはならず。セットプレーのボールには鋭さがあった。

14 高橋義希 6.5
中盤の扇の要として躍動。セカンドボールを良く拾い、2次攻撃へとつなげた。カウンター時には起点となり、チャンスを生み出した。

MAN OF THE MATCH
30 福田晃斗 6.5
前半からシュート意識が高く、幾度もゴール前に顔を出した。ダイナミックな動きでチームに活力を与えた点を評価し、MOMに選出。
 
24 鎌田大地 6(73分OUT)
2トップの早坂、豊田との好連係で名古屋ゴールに襲い掛かった。パフォーマンス自体は悪くなかったが、64分、66分と二度の決定機を決められなかった点が惜しまれる。

次ページ鳥栖――豊田は攻撃の起点になるも決定機を決められず。

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