ポグバ、パイエ、ゲッツェなどEURO出場組の最新去就動向は?

2016年07月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

ポグバの動向はライオラの意思次第。

ポグバの実力に疑いの余地はなく、メガクラブの獲得レースが続いている。高額の移籍金がネックとなっていると見られるが、折り合いがつけば移籍は必至だ。 (C) Getty Images

 7月10日(現地時間)、ポルトガルの初のメジャー大会制覇で、EURO2016は幕を閉じた。
 
 一大イベントが終わり、新シーズンに向けた各クラブの動きも本格化する。今後、欧州サッカーの話題の中心となってくるのは、夏の移籍市場の動向だろう。
 
 EURO2016で、好パフォーマンスを披露し、今夏の移籍市場の中心となりそうなタレントたちの近況をまとめてレポートする。
 
――◇―――◇――
ポール・ポグバ(フランス代表/ユベントス)
噂される主な移籍先:マンチェスター・U、R・マドリー
 
 決勝まで勝ち上がったEUROでは尻上がりに調子を上げて、攻守に渡ってワールドクラスの実力を証明した。
 
 そんな才能豊かなMFの市場価格は1億2000万ユーロ(約122億円)と言われ、獲得は莫大な資金力を持つ一部のクラブに絞られている状況だ。
 
 なかでも、本格的な動きを見せているのは古巣でもあるマンチェスター・Uだ。ズラタン・イブラヒモビッチ、ヘンリク・ムヒタリアンら大物を獲得している今夏の積極補強のラストピースに据える狙いだ。
 
 代理人のミーノ・ライオラ氏は「ユーベはポグバの放出を望んでいない。むしろ、長く残ることを望んでおり、契約延長を話し合う可能性はある。だが、マーケットは9月まである」と相変わらずのトラッシュトークで周囲をまどわせている。
エヌゴロ・カンテ(フランス代表/レスター)
噂される主な移籍先:チェルシー、R・マドリー、パリSG、ユベントス、リバプール、マンチェスター・U、アーセナルetc.
 
 プレミアリーグを制したレスターでの躍動をEUROでも披露。高い危機察知能力で守備に安定をもたらし、フランスの決勝進出に少なくない貢献を果たした。
 
"マケレレ2世"との呼び声が高く、その先達からも「メガクラブに値する選手だ」と高評をされたカンテは、今夏のステップアップが有力。複数のメガクラブが獲得に名乗り出ていると報じられている。
 
 レスターはすでにボランチのナンパリス・メンディ(←ニース)を獲得。指揮官のクラウディオ・ラニエリも「カンテに多くのチームが興味を示しているのは知っている。すべては彼の手の中にある。我々は戦う準備は整っている」とコメントするなどカンテ放出という事態に向けた動きも行なっており、移籍金次第で交渉はスムーズに進むはずだ。
 
 現在、獲得レースのトップに立っていると見られるのはチェルシーだ。
 
 アントニオ・コンテ新監督がそのアグレッシブさに惚れ込み、英紙『テレグラフ』は、移籍金3500万ユーロ(約40億4000万円)のオファーをすでに提示し、近日中に交渉が成立すると伝えている。
 

次ページEUROでセンセーショナルな活躍をしたパイエを誘うのは…。

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事