【J1展望】柏×広島|若手主体の柏は経験値の差をどう埋める?手負いの広島はシステム変更か

2016年07月12日 サッカーダイジェスト編集部

柏――広島と相性の良いクリスティアーノが、復帰後初ゴールを狙う。

故障者/柏=大津、今井、茨田 広島=青山、佐々木、水本、川﨑
出場停止/柏=なし 広島=なし

J1リーグ・2ndステージ3節
柏レイソル – サンフレッチェ広島
7月13日(水)/19:00/日立柏サッカー場
 
柏レイソル
2ndステージ成績(2節終了時):11位 勝点3 1勝0分1敗 1得点・2失点
年間成績(19試合終了時):8位 勝点27 7勝6分6敗 21得点・23失点
 
【最新チーム事情】
●昨年の広島戦でホーム&アウェー2試合で4得点のクリスティアーノが「今回も最低1点は取りたい」と、柏復帰後初ゴールに燃える
●大谷、山中に続き、武富も合流。大津も復帰間近。
●第1ステージ14節からここまで6試合3得点、うちひとつはオウンゴールと決定力不足に悩む。

【担当記者の視点】
 前節の浦和戦は、相手とほぼ同数の決定機を作るも、決定力不足を露呈した。前半にペースを握り、得たチャンスを決めきっていれば、違った結果になった可能性はあった。

 第1ステージから通じて直近の6試合でわずか3ゴールで、完封負けが3試合と結果の出ない原因は明らかに決定力不足にある。クリスティアーノの加入で改善傾向にはあるものの、どうしても「パスをつなぐ」ことばかりにとらわれてしまい、「なりふり構わずゴールを奪いにいく」といった姿勢には物足りなさを感じる。
 
 今節の対戦相手は昨季リーグ覇者の広島。経験値、試合運びの巧さという点ではレギュラーの平均年齢が23歳前後の柏とは大きな差がある。
 
 若い柏がディフェンディングチャンピオンに勝つには、ペースを握った早い時間帯に先制点を奪い、あとは得意のパスワークでいなしてしまう試合展開へ持ち込めるか。

 先制した試合は7戦全勝、先制された11試合は未勝利という極端なデータが示すとおり、先制点が鍵になりそうだ。その意味でも、昨年の対戦で2試合4ゴールと広島には相性の良いクリスティアーノの爆発に期待がかかる。

次ページ広島――3-5-2の継続か、4バックの採用か、指揮官の采配に注目。

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