柴崎、知念、三竿、舩橋がいずれも3試合で先発
目覚ましい進化を遂げている舩橋。川崎戦では自身のJ初ゴールとなる同点弾を挙げた。(C)SOCCER DIGEST
4月20日のファジアーノ岡山戦を皮切りに、名古屋グランパス、横浜FC、FC町田ゼルビア、アビスパ福岡にも勝利して5連勝し、首位をガッチリ固めつつあった鹿島アントラーズ。その地位をより確実にするために、5月11日の川崎フロンターレ戦に臨んだ。
川崎はご存じの通り、ACLエリートで準優勝という結果を残したばかり。現地5月3日に行なわれたアル・アハリとのファイナルを終えて帰国し、新たな一歩を踏み出そうとしていた。
日本代表DFの高井幸大も「リバウンドメンタリティの重要性」を強調していたが、リスタートとなる鹿島戦で白星を掴み、勢いに乗りたかったはずだ。しかも、昨季までの指揮官・鬼木達監督が率いる鹿島との"初対戦"ということで、川崎の選手たちの闘争心はヒートアップしたに違いない。
つまり、鹿島にとっては難敵以外の何物でもなかった。
案の定、序盤にセットプレーから失点する厳しいスタートを強いられた。その後もボールを保持しながらパスミスを拾われ、カウンターを食らう形が続き、前半だけでCKを11本も与えてしまう。
「前半はコンパクトさに欠けて、守備の部分であまり球際の局面を作り出せなかったのと、相手の攻め残りの管理っていうところで、攻めた後のセカンド(ボール)を拾われて、そこからスピードのある選手に持っていかれて、どんどん展開がオープンになっていった印象です」と、ボランチで先発した三竿健斗は冷静に分析した。
川崎はご存じの通り、ACLエリートで準優勝という結果を残したばかり。現地5月3日に行なわれたアル・アハリとのファイナルを終えて帰国し、新たな一歩を踏み出そうとしていた。
日本代表DFの高井幸大も「リバウンドメンタリティの重要性」を強調していたが、リスタートとなる鹿島戦で白星を掴み、勢いに乗りたかったはずだ。しかも、昨季までの指揮官・鬼木達監督が率いる鹿島との"初対戦"ということで、川崎の選手たちの闘争心はヒートアップしたに違いない。
つまり、鹿島にとっては難敵以外の何物でもなかった。
案の定、序盤にセットプレーから失点する厳しいスタートを強いられた。その後もボールを保持しながらパスミスを拾われ、カウンターを食らう形が続き、前半だけでCKを11本も与えてしまう。
「前半はコンパクトさに欠けて、守備の部分であまり球際の局面を作り出せなかったのと、相手の攻め残りの管理っていうところで、攻めた後のセカンド(ボール)を拾われて、そこからスピードのある選手に持っていかれて、どんどん展開がオープンになっていった印象です」と、ボランチで先発した三竿健斗は冷静に分析した。
それでも粘った末に、前半アディショナルタイムに売り出し中の22歳ボランチ舩橋佑の見事なシュートがネットを突き刺し、1-1に追いつくことに成功。「最後のあのゴールが入ったのが大きかった」と、三竿も舩橋の一撃を称賛していた。
その三竿が後半に下がって知念慶が出場。鬼木監督としては中盤の守備強度を引き上げ、ボール奪取の回数を増やし、主導権を握る形に持ち込みたかったのだろう。それが奏功し、65分に待望の2点目が生まれる。右サイドのチャヴリッチから知念を経由し、鈴木優磨が相手の背後に大きく展開。そこに飛び出したのが交代出場したばかりの田川享介だった。背番号11が左足を振り抜き、ゴール左に流し込む。これが決勝弾となり、鹿島は6連勝を達成。勝点を34に伸ばした。
この6試合を改めて振り返ると、鬼木監督は毎試合のようにボランチの組み合わせを変えている。岡山戦と続く名古屋戦は柴崎岳・知念のコンビが先発し、大型連休の過密日程も踏まえながら、横浜FC戦では三竿・舩橋にスイッチ。次の町田戦でも三竿を連続スタメンに抜擢し、柴崎とコンビを組ませる。さらに福岡戦は経験豊富な2人を休ませるべく知念・舩橋のコンビで行き、川崎戦は舩橋・三竿だった。
つまり、柴崎、知念、三竿、舩橋がいずれも3試合で先発。「疲労や相手との噛み合わせ踏まえつつ、持てる戦力をうまく回しながら勝ち切る」という指揮官の思惑が結果に結びついた格好だ。この期間は樋口雄太が負傷欠場していたため、ローテーションに入っていないが、彼も福岡戦と川崎戦には後半途中からピッチに立っており、5月17日の清水エスパルス戦以降はスタメン候補に入ってくるだろう。
【画像】国立競技場を真っ赤に染め上げ、大声援で後押しした鹿島アントラーズサポーターを特集!(Part1)
その三竿が後半に下がって知念慶が出場。鬼木監督としては中盤の守備強度を引き上げ、ボール奪取の回数を増やし、主導権を握る形に持ち込みたかったのだろう。それが奏功し、65分に待望の2点目が生まれる。右サイドのチャヴリッチから知念を経由し、鈴木優磨が相手の背後に大きく展開。そこに飛び出したのが交代出場したばかりの田川享介だった。背番号11が左足を振り抜き、ゴール左に流し込む。これが決勝弾となり、鹿島は6連勝を達成。勝点を34に伸ばした。
この6試合を改めて振り返ると、鬼木監督は毎試合のようにボランチの組み合わせを変えている。岡山戦と続く名古屋戦は柴崎岳・知念のコンビが先発し、大型連休の過密日程も踏まえながら、横浜FC戦では三竿・舩橋にスイッチ。次の町田戦でも三竿を連続スタメンに抜擢し、柴崎とコンビを組ませる。さらに福岡戦は経験豊富な2人を休ませるべく知念・舩橋のコンビで行き、川崎戦は舩橋・三竿だった。
つまり、柴崎、知念、三竿、舩橋がいずれも3試合で先発。「疲労や相手との噛み合わせ踏まえつつ、持てる戦力をうまく回しながら勝ち切る」という指揮官の思惑が結果に結びついた格好だ。この期間は樋口雄太が負傷欠場していたため、ローテーションに入っていないが、彼も福岡戦と川崎戦には後半途中からピッチに立っており、5月17日の清水エスパルス戦以降はスタメン候補に入ってくるだろう。
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